「雨の日の憂鬱」が、たまらなく愛しく感じる。
もし、イタリアに行くことがあるのなら晴れの日だけではなく、雨が降っている時に訪れたいと思えたAlessio Trerotoliの写真。
せっかく海外旅行、空が青々と晴れていた方が景色を楽しめるに決まってる。けれど彼の作品を見ていると、イタリアの街並みのなか、“雨の日の憂鬱”に浸ってみるのも悪くないなって。心からそう感じたんだ。
記憶に残るのは「潤う」街並み
イタリア出身のAlessioは、比較的降雨量の少ないローマに住んでいた頃、雨で潤う街並みが特別に見えていた。景色だけではなく、物悲しい感情でさえ大切な「思い出」なんだそう。
彼の写真を見たあとは、大嫌いだった雨がちょっと愛しく感じられる。