アイスホッケーのリンクに「ぬいぐるみ」が大量に投げ込まれた理由
カナダのウエスタン・ホッケー・リーグ(WHL)のチーム「カルガリー・ヒットマン」と「スウィフト・カレント・ブロンコス」の試合で、大量のぬいぐるみが会場に降り注ぎ、試合が中断された。
が、どうやらこれ、毎年の恒例行事なのだとか。
恵まれない子ども達への
"寄付"だった!
その数合計28,815個!この日の来場者数が19,289人だったことを考えると、投げ込んだファンの熱意に驚く。でも一体なぜ?
「TODAY News」によれば、この"テディベアトス"は毎年12月に行われている。集まったぬいぐるみは、祝祭日シーズンを迎える恵まれない子ども達のために地元の慈善団体へと寄付される。
2015年12月6日に投げ込まれた数は過去最多を記録、イベントが始まった1995年から合計すれば、すでに30万個を超えているそうだ。
ハッピーな試合中断に
選手もマスコットも大喜び!
「カルガリー・ヒットマン」のwebサイトには、ジェイク・ビーン選手のこんなコメントが。
「ホッケーでできることは試合だけじゃない、と改めて感じられるいい機会でした。雰囲気も最高!世界にはまだまだ大きな問題がたくさんありますが、できることはどんどんやっていきたいですね」
回収が終わるまでには37分かかったそうだが、試合は続行。2-1でカルガリー・ヒットマンズが勝利を手にした。
栄誉ある最初のゴールを決めたジョーディ・スタラード選手は「勝つより嬉しい1点だった」とコメント。チームメイトからは"テディ"と呼ばれるようになったそうだ。
Licensed material used with permission by Calgary Hitmen/WHL
Reference:TODAY News