この「ぬいぐるみ」のメッセージに、気づけますか?

LA在住の31歳、Brent Estabrookさんは、ある日Redditにこう書き込みました。

「やぁ、みんな。僕は自分の大好きなもののために、すべての時間を使うことにしたよ。それは、アートさ」

コメントと一緒に投稿されたのは、たくさんのカラフルなぬいぐるみで埋め尽くされた画像。まるで写真のようですが、じつはすべて手で描かれた絵画なのです。確かにすごい技術ですが、どうして自分の時間をすべてを捧げるアートのモチーフが、ぬいぐるみ…?

そこで彼に、どうしてこのような絵を描こうと思ったのか、聞いてみました。返ってきたのは、夢を追いかける勇気がもらえる、とても素敵な答えだったのです。

「将来の夢は、なんだった?」

「人生のなかで、幸せに感じることってあるかい?本当に幸せだと思えることについて、もっと考えて欲しいんだ。

小さい頃はみんな夢いっぱいで、叶えるためならどこまでだって行けてしまうよね。宇宙飛行士になりたかったら、なれる。最高のシェフになりたかったら、なれる。ちなみに僕はアーティストになりたかったよ」

「でも大人になるにつれて、みんなそういう気持ちを忘れてしまう。本当にエキサイティングなこと、夢や情熱のありかを忘れてしまうんだ。

ぬいぐるみは、そんな子ども時代の象徴なんだ。もこもこふわふわしたぬいぐるみが大好きだった記憶、きっとみんなにもあると思う。その頃のことを思い出して欲しいんだ」

「もこもこしたぬいぐるみの感触を描くのは、確かに難しいよ。うまく表現できるまで、2年もかかった。モネとかゴッホとか、印象派の巨匠の筆使いを参考にしながら、一生懸命試行錯誤した。でも、夢中になれることほど上手になるものだよ。今ではようやく、満足がいく出来になってきたと思っている」

「じつは絵に関してはすべて独学なんだ。僕は、小さい頃からずっと絵を描いていた。思い出せないくらい昔からね。それで一応美大にも行ったんだけど、本当にアーティストになろうと決意したのは、ついこの間のことなんだ。

子どもの頃、アーティストになりたかったって話をしたね。そして僕は今、アーティストだ。君はどうだい?」

「本当に好きなことに
取り組もう」

本当に好きなことは何か、もう一度この絵を見ながら考えてみて欲しい。夢いっぱいだったあの頃を思い出して、本当に好きなことを、思いっきりやろうよ。

人生は一度きりなんだからさ。

Licensed material used with permission by Brent Estabrook, (Instagram), (Facebook)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。