世界は変えられる。子ども版「社会活動家」5人の取り組み。
日本ではあまり馴染みのない「寄付」の文化。欧米では個人から個人への寄付も意外と多いんだそう。昨年のクリスマス直前、愛する人にプレゼントをあげるだけではなくて、知らない人を助けてみない?と、GoFundMeが5人の子供たちを紹介しました。
みんな大人顔負けの社会活動に取り組んでいます。それぞれの子供たちの取り組みをみてみましょう。
Waltくん
里子の子どもたちへ
パジャマを届ける
Waltくんの取り組みは「pajama drive」と呼ばれるもの。里子の子どもたちへパジャマをあげるという取り組みです。
一つの家にずっといられるとは限らない里子たちは、ある家でもらったおもちゃを別の家へと持って行くことはできないことが多いようです。でも、パジャマだったら次の家へと持っていける。温かくて、気持ちがよくなれる。Waltくんがパジャマに着目したのはそこでした。
Khloeちゃん
ホームレスの人たちに
身だしなみ用品を渡す
いつも通学路にいたホームレスの女性が気になったのが活動のきっかけだというKhloeちゃん。ホームレスの人たちが自分で使える身だしなみ用品が必要だ、とバッグに必要なものを詰めて手渡すことにしました。
清潔になれば誰だっていい気分になるもの。どんな人でもセルフケアが必要なんだという発想です。
街に出かけてバッグを手渡します。「ありがとうってハグしてもらえると、やってよかったって気分になるの」と笑顔で語るKhloeちゃん。
Amiahちゃん
「学校給食借金」をなくしたい
Amiahちゃんの取り組みは、子どもたちの「学校給食借金」をなくすことです。子どもたちの中には、貧しくて学校給食のお金を払うことができない子が。ゆえに、この学校給食借金に頼らざるをえない状況。
自分の住むアイダホ州にもこの借金があるのだと知ったAmiahちゃんは「LEMONADE 4 LUNCH」というプロジェクトを始めました。
手作りのレモネードをふるまい、「給食のお金が払えない子がいる」ということを知ってもらうことで、取り組みに賛同してくれた人からの寄付を集めています。
Paulくん
親友に新しい車椅子を買ってあげたい
Paulくんにはいつも一緒の親友、Kamdenくんがいました。Kamdenくんは生まれつき脚に障害があり、車椅子での生活をしていました。
Kamdenくんの車椅子は重くて、前に倒れてしまうことも多くありました。「しかも、幅が広くてトイレのドアが通れないんだよ!」とPaulくん。新しい車椅子があれば、Kamdenはもっと自分でできるようになることが増えて、もっとたくさん遊べるのに、とKamdenくんに新しい車椅子を買うための寄付を募りました。
ちなみに、この寄付プロジェクトは成功!Kamdenくんは新しい車椅子を手にして、Paulくんよりも速く走れるようになったそうです。
Ashleyちゃん
ホームレスの人を助けたい
「コミュニティーの力になりたい」と思っているAshleyちゃんの取り組みはホームレスの人たちを助けること。
そのために、コミュニティーガーデンでホームレスの人たちに食事を振る舞うための畑づくりに参加しています。
みんなで力を合わせれば世界が変えられる、たくさんの子どもたちが、そう信じて活動を続けています。
クリスマスは子どもたちにとってはプレゼントが「もらえる」時期。だけど、そんな時期に人に「与えたい」と思って活動をする子どもたちもいます。
いくつになっていても、世界を変えるために何かできるかも、と大人に気づきを与えてくれますね。