暮らすように、旅するように働く!Airbnbの新「東京オフィス」写真。
新宿にできた、新しいAirbnb東京オフィスのワークスペースが発表されました。同社といえば、サンフランシスコ本社の倉庫を使った4階建吹き抜けオフィスが話題になり、最も働きたい職場として紹介されたこともある企業。
“belong anywhere(あらゆる場所に溶け込むように)”の精神に基づき、社内の交流や移動がデザインされている空間は、遊歩道を歩いているかのようなつくりで開放感が感じられます。
受付エリアは屋外にあるカフェのよう。吹き抜けに自然光が差し込み、広々。中に入っても様々な工夫が凝らされています。
黒い天井は、より広く、明るい印象を持たせるための工夫で、共用スペースにある木製のテーブルや緑のフローリングは公園を意識しています。こういった植物・自然を感じられる空間づくりは、社員からの要望に応えたものだとか。
鞄などを壁がけできるところもいい感じ。
ワーク・テーブルや高さ調節可能なデスク、プロジェクト・テーブル、プライベート/セミプライベートの電話ブース、ラウンジ、カフェなどなど。
作業ツールと空間によって、効率的かつ能率的な社内の交流・移動を促しています。そこかしこに、前述した“belong anywhere(あらゆる場所に溶け込むように)”の精神が散りばめられているというわけ。
さらに、各ミーティングルームは、実際に宿泊できるホストの部屋から学び、各国の都市や文化を強調した設計に。
Airbnbで泊まれる部屋を基に、
ミーティングルームを設計!
※飾られている民芸品は、社員の母親がメキシコを旅して集めた貴重なコレクション。
まるでミーティングをする度に、海外を旅しているかのようにも感じられます。
デザインを担当したAirbnbの環境デザインチーム、レベッカ・ラグレス氏はこうコメント。
「我々(環境デザインチーム)は、Airbnb と各都市の両方の文化を維持しようとしており、東京のような場所にオフィスを持てるのは大変な幸運です。Airbnbのすべてのオフィスには一定の基準が適用されるため、中に入ると、ドアのロゴを見なくても、そこがAirbnbのオフィスであるということを認知できます。
一方で、サポーズデザインオフィスのような日本の設計会社や東京オフィスに勤務する社員と連携することで、その地域の持つ真の感覚をデザインに取り入れています。オフィスデザインの構成要素は、各地域の文化の安っぽいイミテーションや、世界中で増えている同一工業デザインのコピーではなく、本物感があり、Airbnbと東京の両方の精神に忠実なものとなっています」。
まさに、暮らすように、旅するようにして、働けるオフィス。羨ましくなりますね。