高所恐怖症の人にはオススメできない「崖の家」
ガラス張りの壁からは、ターコイズブルーの川。そして、森が望める。自然に囲まれたロケーションにポツンと建つモダンなキャビン。こんな別荘なら、理想的な週末を過ごせるだろうな。
偉大なる建築家であるフランク・ロイド・ライトとジョン・ラトナー。「Maralah」と名づけられたこのクリフハウスは、彼らにオマージュを捧げるカタチで建てられたとのこと。
でも、これだけは言える。高所恐怖症の人には絶対に向かないー。
スリル満点の眺望
Maralahは、「地震の間に生まれた人」という意味を持つネイティブ・アメリカンの言葉。そのネーミング通り、地震によって断層が動いて、岩の中から生まれてきたような印象を受ける。
カナダのカルガリー郊外、ボウ川を望む崖の上に建てられたクリフハウスは、岩石と調和して、景観の一部になっている。
◼︎キッチン&リビングルーム
建物は、比較的小さめの45㎡(約30畳)。だが、コンパクトにまとめられた室内は、狭さを感じさせない。ガラス窓に向かって、天井が傾斜している構造も部屋を広く見せているポイント。
◼︎ベッドルーム
特筆すべきは、リビングから階段を6段下りた場所にあるベッドルーム。真下に見えるのは川。宙に浮いているかのごとく、スリル満点の絶景が待っている。
◼︎シャワールーム・トイレ
シャワールームはガラスで仕切られていて、視界を遮ることがない。これも、広く見える工夫だ。絶景を眺めながらのシャワータイムは、都会のストレスを洗い流してくれるはず。
ちなみに、ちょっと分かりにくいが、白く囲われている部分はトイレ部分となっている。
建築を手がけたのは、斬新なデザインに定評のあるオランダのLaertis-Antonios Ando Vassiliou Architects。
サイド・アングルからは、空飛ぶカーペットならぬ、空飛ぶベッドルームぽくに見える。いろいろな意味で、忘れられない休暇を愉しめるだろう。