スリル満点!「絶景」と「絶叫」を同時に味わう、崖から突き出たレストラン

もしかしたら、これは史上最高の“絶叫”レストラン誕生の予感。いまだかつて、ここまでスリリングな飲食店があったでしょうか?もちろん、絶景付きなことは言うまでもありません。

断崖から突き出た
“絶叫”レストラン

ここは、メキシコの奥地コッパーキャニオン(渓谷)。全世界で300万部のベストセラーとなった書籍『BORN TO RUN(走るために生まれた)』で、この地に暮らす先住民タラウマラ族の足の速さが紹介され、初めて耳にした人もいるかもしれません。アメリカのグランド・キャニオンをはるかにしのぐ大きさの渓谷として知られています。

そのコッパーキャニオンの一角に、近々オープン予定のラグジュアリーなレストラン&バー「Bire Bitori」が、“あまりにも危険すぎる!”とちょっとした話題に。それもそのはず、こちらの完成予想イメージを見てください。崖の上に建つ?いえいえ、完全に崖から突き出ちゃっているじゃありませんか。


「ひゃ〜やめて〜っ!」
びたくなる仕掛けが満載

メキシコの建築スタジオ「TALL Arquitectos」によるデザインは、まるでイタズラ?と思いたくなるような、スリリングな仕掛けがふんだんに盛り込まれているようです。まずは、こちらのエントランスイメージ。山側からは、一見すると普通のレストランの入り口に思えますよね。ところが、一歩中へ入ると…、

床がスケスケ〜!

どーん!これが、1階レストラン部分。と言っても、ご覧のように中央は一面のガラス張り。最初の写真でも紹介した通り、崖から突き出た店内床面はすでに崖下を望む空の上。透明の床を目の当たりにしたら、黙っていたって足がくらむはず。残念ですけど、高所恐怖症の人にはご遠慮頂いきたいスポットです。

ちなみに建物は2階建ての構造になっていて、1階が食事をしながらゲストがくつろげるスペース。2階はよりプライベート空間な展望デッキスペース。こちらのよりリラックスして渓谷の大自然が満喫できるよう、ソファー席やプールまで併設。


ひょっとすると、崖下からロッククライマーたちが、レストラン目指して登ってくるなんてことがあるかもしれません。だけど、こちらも建物が崩れてこないかヒヤヒヤものでしょうね。ガラスの床から目が合ったりして。

はるか前方の山に見える滝はメキシコで2番目、落差246mのバサセチアの滝。正面から見るロケーションも最高でしょう。

ちなみに、レストラン建設予定のこのエリアは、コッパーキャニオン観光の拠点として、ホテルやレストランが集まる地域だそう。店舗によれば、いまのところオープン日は未定。「絶景」と「絶叫」を同時に味わうには、これ以上ないロケーションであることだけは確かなようです。

Licensed material used with permission by TALL Arquitectos
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。