「自分の非を認められない人」との、上手な向き合い方

誰のミスなのか明白であるにもかかわらず、その事実を認めるのではなく、人に責任を押し付けたり、話をすり替えてしまう。そういう上司や同僚が、あなたの周りにもいるかもしれません。

指摘するのは気が引けるものの、誰かが向き合ってコミュニケーションを取らなければ、社内全体の雰囲気が悪くなってしまいますよね。

オハイオ州立大学の行動科学史教授であるGleb Tsipurskyさんは、ウェブメディア『The Conversation』で、非を認められない人との上手な向き合い方をまとめています。


私が専門とする研究分野のひとつは、ビジネスや政治、それからプライベートにおいて「事実否定をしてしまう人」との付き合い方。

最近、この研究をまとめた本も出版して話題になりました。お酒の席や、上司と会話をしている場面で、非を認めない発言が気になってしまった時は、こんなふうに考えて、振舞ってみてください。

なぜ非を認められないのか?
理由を考えてみる

© GaudiLab/Shutterstock.com

これは、感情が問題であるというわけではありません。

もちろん感情は、人間の行動の根底にあり、重要です。しかし、良い判断をするためには、理由と感情の両方が必要なのです。

対話をするときには、単に事実を投げかけて非を認めさせるのではなく、「彼らが現実から目を背けてしまう理由を見つけること」を、目標としてください。

そのために、相手のことを知りたいという素直な好奇心を持ち、質問をしてみましょう。その中で、彼らの価値観やゴール、どのようにアイデンティティがつくられたのかを紐解いていきます。この時意識すべきことは、「共感」です。

職場においての「心の知能指数」の大切さについては、数々の研究が行われています。それにも関わらず、そのトレーニングを導入している企業は、残念ながら多くありません。

目標に寄り添うことで
信頼関係を育む

自分の考えを上手に吸収してもらうためには、信頼してもらうことが重要です。

相手が言ったことを反復する「ミラーリング」を取れいれたり、自分の言葉で言い換えてみるなど。理解している姿勢を見せることが、信頼関係をつくるには有効的と言えます。

たとえばCEOは、「実行力のあるリーダー」を目標に掲げるかもしれません。そうしたときに、彼の特徴や感情に寄せて、こちらの訴えかけたいことを繋げていきましょう。

問題のある新入社員を抱えているマネージャーと対話するときには、私は彼女に、自身の部署で働く社員や、今後雇うであろう社員が「この部署の将来に、どのような役割を果たすことを期待するか?」を尋ねてみました。すると、会社の財務実績と、雇用のための資金調達する不安などを打ち明けてくれて、彼女がなぜ問題を抱えた新入社員を守ろうとするのか、見えてきたのです。

彼らが抱えている
「問題」を取り除く

© GaudiLab/Shutterstock.com

彼らの状況を理解し、信頼関係を育むことができたのなら、次は、非を認められない状況をつくっている「問題」を取り除いていきましょう。

ここでは、「事実を否認することによって、自身の目標を遠ざけている」ということを示すのがポイントです。困難な事実を受け入れることで成功してきた、著名人のストーリーを挙げてみてもいいでしょう。例えば、フォード・モーター社のCEOを務めたアラン・ミューラリー氏が、会社をどのように救ったか、など。説得力のある過去の事例を出すことは、効果的であることは研究によっても明らかです。

もしあなたが次に、「非を認められない人」と出会った時は、このポイントを思い出してみてください。

Top image: © Roman Samborskyi/Shutterstock.com
Text used with permission byGleb Tsipursky
かたくななまでに自分の非を認めない人というのがいます。何か責任を問われることが起こっても、誰か人のせいにしたり環境のせいにしたりします。自分に非があること...
好きな相手に振り向いて欲しいからって、自分をよく見せようとしたり、相手の趣味に合わせたり、自分の時間を犠牲にしたり。でも、「そもそも誰かに認められるために...
どうせなら、「会わない時間」をめちゃくちゃ楽しめる人でいたい。
自分は20歳若い!ということで、69歳のオランダ人男性Emile Ratelbandさんが「49歳」を正式な年齢と認めるようにと訴訟を起こしました。
クリスマスに忘年会。とにかく集まってワイワイやることの多い年末年始。こんなパーティグッズはいかがでしょう?
2015年にニューヨーク5番街にあったフラッグシップ店が惜しまれながら閉店。この度ロックフェラープラザにカムバックです。あの巨大鍵盤「THE BIG PI...
自分と似ている人が好き、っていうのもわかるんだけど。
美人で仕事もできる。 そんな人に出会った時、両方を実現するなんて「私とは違う特別な人」と、勝手に線引きしていませんか?でも、彼女たちが輝いて見えるのは、自...
仕事もプライベートも順風満帆。何をやってもうまくいくみたいだし、なんだかいつでも楽しそう。もちろんそれぞれに努力や苦労もあるでしょうが、世渡りの上手さで乗...
過去や将来についてや今の気持ちなど。自分自身のことについて考え出したらキリがありません。それに、「自分のこと」を深く考えるのは、時には“心の痛み”にもなる...
万が一、映画観賞中にお腹が痛くなってしまっても安心です。壁じゃなく、床にスクリーンを設置しているところがポイント。
周りのことを考えすぎて自分の気持ちを押し殺していると、いつしか心に負担がどんどんのしかかってきてしまいます。でも、無意識のうちにそうしてしまっている人もい...
毎日のように繰り返すドジな自分を、恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりする人にオススメする「The School of Life」の動画。おっちょこちょい...
1年前に話題となった日向市のPR動画「ネットサーファーがリアルサーファーに」の続編が公開。話題を呼んだ動画から1年を経て、日向市では誰もが予想だにしなかっ...
自分に自信がある男性って、かっこよく見えるもの。でもちょっと待って。じつはその人、単なるナルシストかも…?「Elite Daily」のライター、Alexa...
女性が激しくお尻をフリフリする動き。あれはトゥワーク(Twerk)と言うダンスのひとつ。そして、それに着想を得てつくられたのが、今回紹介する「Twerk ...
話し上手な人が、必ずといっていいほど実践していることや、特徴についてまとめました。とにかく話上手になりたいというあなたに向けて、最低限おさえておきたい項目...
ほとんどの上司が、部下をどのように管理すべきかということにばかり気を取られています。しかし部下にとっては、上司から何を学べるかの方が大切。あなたは、部下が...
たとえ職場を変えても、新たな街に移り住んだとしても、ネガティブな人というのは必ずいて、あなたに付いてまわります。周りを変えることはできないからこそ、ポジテ...
生きていく上で大切な正しい貯蓄方法について、CAから税理士に転身した矢島依子さんが、著書『お金に愛される人は、美しい財布を使っている』のなかで教えてくれる...
あなたは、甘え上手な女性でしょうか?甘え上手というと同性から見るとうらやましくもあり、男性から見ると甘え上手な女性は、子どものような下心のない単なる甘えん...
休みが長ければ長いほど、終わった時の衝動は大きい──。まだゴールデンウィーク休暇は終わっていないのに、今ならなんとなく憂鬱な気分になっている人がいたら必読です。
感謝は心の中にしまうより、伝えた方が伝える側も伝えられる側も気持ちいもの。でも忙しいと頻繁にできるわけではない。そんな時「ありがとう」を言う以外にもさりげ...
仕事に追われ、忙しい日々に追われる人たちは、自分が成し遂げた成果を省みてポジティブになるより、自分の失敗を振り返ってはネガティブになり、自分自身に厳しくな...