「悲しみ」とのうまい付き合い方。

「裏切られて傷ついた…」など、生きていれば、誰にでも心を痛めて悲しい気持ちになることがある。ただし、その感情と上手く付き合えるかどうかというと、皆ができるわけではない。

The School of Life」は、悲しい気持ちを無視することで誘発されてしまう行動から、どのように対処したら良いのかという点まで、わかりやすく説明してくれている。

「衝動的な行動」の裏側

私達には、自分で処理できない感情があります。例えば心配な気持ちは、溜まっていくと行き場がなくなり「強い不安」というかたちで残るのです。

不安な感情に支配される中で、衝動的にAVを見たり、ニュースをチェックしたり、運動したりと活動的でいることで、問題と直面しないようにしてしまいます。

例えば、誰かがあなたの信頼を損ねるようなことをしたせいで、疑いを持つようになったり自信喪失につながった場合、傷つくことから逃げようとするのです。

感情を無視すると
不安定になっていく…

心の中では傷ついているのに、表面ではもろく壊れやすい明るさを保とうとします。自分自身を麻痺させて、傷を隠そうとするのです。

素直に悲しくなれないと気分が沈んできます。眠ることができなくなり、考え方や行動にも影響していくのです。

うまく受け止めきれないからこそ本当の感情を避けようとしてしまいます。自分の欠点を受け入れてもらえるような環境があれば、そんなことはないのですが。

「今自分は悲しんでいる」と
認めることが大事

自分を見失うということは怠けたりただ無視しているわけではなく、とても傷ついているからなのです。

感情をうまく処理するには、良い友人や癒やしなどが必要です。そうなれば、“痛み”を軽減できるようになるでしょう。

まずは、悲しいという気持ちを受け止めること。そして、人生は理想よりも悲しいものであると認めることなのです。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。