「マイナス思考」は変えられないと感じている人が、かなり損をしている理由。

「ネガティブな人」と言っても、いろいろな人がいるでしょう。自覚している人もいればしていない人。または、一見ポジティブにみえて実はマイナスな事ばかり考えている人など。もしあなたがどれかに当てはまるなら、この「Elite Daily」の記事をオススメしたい。

昔は自分も悲観的な考え方をする人間だったと語る、Julia Guerraさんが書いたもの。諦めなければ、今からでもポジティブ思考になることはできるとのこと。ただし、これから紹介する6つのことを実践すればの話です。

01.
前向きな人と一緒にいる

あくびが伝染することは知っていますよね?ポジティブなエネルギーにも同じことが言えます。生き生きした友人と付き合うことは、絶え間なく続いていたマイナス思考から抜け出すカギです。

誰かとお喋りするような気分じゃなくても問題はありません。悩み事について語る必要はありませんし、気持ちが塞いでいることを打ち明ける必要もありません。瞑想スタジオ「Inscape」の創設者でCEOのKhajak Keledjian氏によると、マイナス思考の人は、前向きな人たちに囲まれるだけで、大抵の場合、笑顔になれるということです。

「彼らはあなたのことを深く知らないかもしれませんが、伝わってくるエネルギーには、気分を変えてくれる力があります」

02.
「過去」と「現在」を切り離す

マイナス思考の傾向がある人は、何らかの理由がある場合が多いです。「悲観的な人は、過去に起きたことがキッカケでネガティブな行動をするようになる場合が多いのです」と、ドクターDanielle Forsheeは言います。

「ネガティブな人は、友人からのメールを “攻撃的” や “中傷的” と解釈するかもしれない一方で、ポジティブな人は同じメールを、 “友好的” や “愉快” と解釈するかもしれません」「コミュニケーションに対する点で、両者の間には違いがあるのです」

あらゆる状況や人は異なりますから、それらを個別に受け止める必要があります。親友に裏切られた経験があなたにあり、それがトラウマで、新しい絆の形成を邪魔しているのなら、過去を現在から切り離して前に進むための方法を学ぶことが重要です。

個人的に効果的だと思う方法は、会話や状況をありのままに受け止めることです。私は最悪なケースを想定しがちなので、そのようなことを避けるために急いで結論にいたったり、ネガティブな反応をしたりする前に、物事をありのまま受け止めるようにしています。

03.
「直感」を信じる

これには訓練が必要ですが、自分の直感を堂々と信じる方法を学ぶことは自分自身にできる最も有益なことの1つです。

「幸せ」に関して言うと、自分がどのような人や場所、物にストレスを感じるのか把握していることでしょう。小さなことでもストレスと感じることは“警告のサイン”です。何かがおかしかったり、すぐに身を引く必要があるということを伝えているのです。

女性のエンパワーメントとビジネスの専門家で、メンターであり演説者でもあるHannah Monahan氏によると、私たちは自分の声に耳を傾けて、直感をもとに判断を下すたびに、より強い自分へと成長できると言います。

このような感覚を学び、喜びやストレスをもたらす人や物を発見できる能力を身につけることはパワフルなスキルになります。Monahan氏は「何が起こっているか、何をすべきかを把握する先天的な能力」を活用することを女性に勧めています。

04.
ネガティブな思考回路を絶つ

マイナス思考な人はネガティブな考え方をしますが、それこそが重要なポイント。私の話を最後まで聞いてみてください。

自身をミレニアル世代のライフコーチだというJess Hopkins氏によると、一般的に前向きな人は悪いムードを一時的な現象と考えていて、ポジティブな物事は続くと考えています。その反対の性格の人は、時々「一度起きた失敗は、今後もずっと失敗していくことを意味する」と考えています。

あらゆる人々が、人生のちょっとした嬉しい物事をすべて無視して、ネガティブな物事だけに集中したら、この世界は極めて憂鬱な場所になるでしょう。

「とはいえ、ネガティブなんです」という人はどうすれば良いのでしょう?Hopkins氏はこう提案しています。

「すぐ結論づけたり、ネガティブな思考に支配されてしまう前に、深呼吸をして心を落ち着かせて少し時間をとってみてください。そして、客観的な目線で状況を率直に評価してみるのです」

結局のところ、思考は単なる思考にすぎないので、変えることは可能なのです。

05.
意識して言葉を発する

「Sticks and stones may break my bones, but words will never hurt me(棒や石は私の骨を砕くかもしれないが、言葉が私を傷つけることはない)」ということわざがありますが、悲観的な人は言葉で傷つくこともあります。ネガティブなマインドセットは、精神状態、環境、自分で否定的なことを言ってしまうなど、幾つかのことに由来しています。

もし前向きな考えができないのなら、何も言わないようにすることです。行動科学者で、ブログ「You're Just A Dumbass」を書いているClarissa Silva氏はこのように語っています。

「ポジティブな物の見方ができるようになるには、ネガティブな意味合いを持つ言葉やフレーズを言わないようにする必要があります」

これは「いいえ」や「できない、したくない、しない、すべきでない」のようなワードを使わないことを意味しています。

「重要なのは、問題ではなく解決策です。あなたにNOを言う人は、問題を生み出しています」

と、Silva氏。

06.
瞑想をして、
自分の行動パターンを知る。

これはとてもありきたりな方法に思えるかもしれませんが、信じてください。日常的な瞑想は、より幸せなライフスタイルへとあなたを導いてくれます。1日に最低5分でもいいのです。考えを整理して、目的意識を定めてください。

Keledjian氏は、見識をもち、自分や周囲を覚醒させるために、インスピレーショナルな名言を毎朝読んでから1日を始めているそうです。

「目的意識を定めてじっくり内省するための機会を得ること。この認識は、あなたが立ち向かうあらゆるものを明確にするのに役立ちます」「瞑想することで、あなたの意識全体が高まるでしょうし、自分の行動パターンを詳しく把握できるでしょう」

不思議に思えるかもしれませんが、音声ガイド付きの瞑想も数多く存在していて、わかりやすく実践することもできます。(アプリ、Headspace、YouTube など)。

さあ皆さん、ポジティブ思考を身につけましょう!

Licensed material used with permission by Elite Daily
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。