「マイナス思考は恋愛において最強」、とか言いたくなる研究。

もうちらほら見えてきているし、聴こえてきているんですが、街はすでに「緑・赤・白」に染まり始めています。

みなさん、「恋愛」の準備はバッチリですか?まだ手をつけていないひとも、まさに準備中のひとも、とっくに完了しているカップルにも、平等に12月25日はやってきてしまいます。

ほんとうは、クリスマスに合わせて恋愛記事を書くつもりなんてなかったんです(理由は察してください)。でも、なんとなくネットサーフィンをしていた時に見つけた研究結果がおもしろくて、これって恋愛にも言える話だな〜って。

もし!まさにいま、誰かに告白しようかと悩んでいる人がいるのであれば、クリスマスを控えたこのタイミングで記事にしなくては!と、パソコンに向き合っている次第です。

前向きよりも、「謙虚」が大切

好きなひとに告白をするときって、いくつになっても緊張するもの。大人になったら、もっと色々スマートに恋愛できるものかと思っていたけれど、案外そんなこともない。あれこれ考えすぎて足がすくんでしまうし、期待するのが怖くて、嬉しいことも素直に喜べなかったり。

私は長いこと、恋愛になると一気にネガティブ思考になる性格に悩まされてきた。だからこそ、『楽観的なひとより、悲観的な人のほうが物事はうまくいく』なーんて研究結果を見たときは、パッと心が明るくなりました。調べてみるまで知らなかったけれど、こういう結果が出ている調査は、思った以上に多い。いいじゃん、ネガティブ派!

ふたつのパーソナリティーを比較した、有名な研究のひとつが精神分析医のNorem Julieと、Cantor Nancyによるもの。彼らはこんな結論を述べています。

悲観主義の人々は、過去にどれだけの成功を収めようとも、今回は違う結果が起こり得ると考えて、悪いほうに傾いた可能性を想像しすぎる傾向があります。

けれど不安を抱え、期待をなるべく低くして、分析したり言語的・創造的な作業をすることは、マイナス思考によって、不安を行動に転化しているということ。つまり、成功へは近くなる。

 別の研究では、「自惚れないほうがいい」という証明も。

試験直前に「これほど優秀な皆さんだったら、きっとこの試験は楽勝ですよ」、と励ましの言葉をかけられることによって、悲観主義の人々はかなり悪い結果を出し、29%も得点が下がりました。こういった言葉をかけられると、自信を持てるけれど、それが仇となってしまうことがわかったのです。

友達に恋愛相談をして、「絶対大丈夫だよ」「うまくいくよ」と手放しで前向きな声をかけられることってありますよね。あれが、必ずしも前向きに作用するとは限らないらしい。

マイナス思考って、調子にのらずに現実をちゃんと見て、準備をしたり、不安を取り除くためにいつもプレッシャーをかけられている状態なのかもしれない。思えばそれって、とても重要なことじゃないですか?

本当に楽しめているかな、と相手の気持ちを汲み取ろうとしたり、ヘマしないように、ちゃんとデートの準備をしてくれる誠実で謙虚な姿勢は、相手にも伝わっているはず。簡単に自惚れてしまうひとよりも、確実に心を掴めているのかもしれない。

おっと、あまり語りすぎると上の研究結果の道筋になりかねないので、このへんで(笑)。

最後に一言。どうか素敵なクリスマスが訪れますように。

Reference:PsycNET
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。