「未来への手紙」はネガティブな感情を軽減させる特効薬【研究結果】
先の見えない非常事態に、疲弊してしまう毎日……。
気晴らしの旅行や宴会も難しいなかで、おうちで試せるストレス解消法をお探しのあなたへ、「未来への手紙」の効果をご紹介。
「京都大学」の「こころの未来研究センター」の千島雄太特別研究員らの実験によると、未来の自分を想像して手紙を書くことで、「現在の状態はずっとは続かない」という認識が高まり、ネガティブ感情が軽減することがわかった。
手紙の前後では、恐怖や怒り、悲しみといった感情が和らぐだけでなく、喜びなどのポジティブな感情や、時間的距離化 (現在から距離を置いて長期的な視野を持つ態度)の姿勢も高まるようだ。
研究グループは「社会的距離 (ソーシャルディスタンス)を確保することが要求される世の中で、大変な現状から時間的距離 (テンポラルディスタンス)を取って、パンデミックという現象をより長い目で見ることの意義が示されました」と総括している。
紙とペンさえあれば、いつでもどこでもできる、手紙を書く作業。
手軽さはもちろん、人との接触が不要という側面から、セルフケアの手法として安心して取り入れることができそう。詳しい研究結果はコチラから。
Reference: 京都大学
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