80%の子ども向けアプリが「心理学を悪用」している【調査結果】

6月17日、アメリカ・ミシガン大学の研究チームが、子ども向けアプリの「Manipulative Design(心理操作デザイン)」にスポットライトを当てた論文を公開した。

調査対象となったアプリのじつに80%が、これを巧みに利用することで、お金を使わせたり、長くプレイさせたりしていることが分かった。

この研究における子ども向けアプリの定義は、3〜5歳の被験者160人が使用しているアプリだそう。

研究チームが調査を行ったところ、「こんな可愛い動物たちと、ちょっとしたお金で遊べるよ。お母さんかお父さんに聞いてみて」「突っ立ってないで、なんとかして!」などと、お金を使わせたり長くプレイさせたりするために心理学を悪用していることが明らかに。

ちなみに、研究チームは被験者の家庭の世帯年収との相関関係も調べており、低収入の世帯ほど影響を受けていることが判明したそうだ。

研究をリードしたJenny Stillwaggon Radesky医学士は、「子どもではなくテクノロジー企業のためにつくられているデザインは常態化しており、私たちには今以上の規制が必要です。私たちの発見はこのようなことを示唆しているのでしょう」とコメントしている。

子ども向けのアプリは彼らの生活をより良くするためにデザインされている……と思っていたが、現実はそうではないようだ。

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