カップルが付き合い続ける/別れる理由トップ10【研究結果】
人と人は、なぜ好意を抱いて付き合い、そして、なぜ別れるのか?
日頃、当たり前のように目にするこの現象を、科学的に調査した論文が発表された。
研究目標は、“恋愛関係を終わらせるかどうか”を決める際の、主観的な経験を明らかにすることだ。
調査参加者400人に対して、別れる(または交際を続ける)理由を自由形式に提示したところ、50項目の共通点がみられた。
その内訳は、恋愛関係を維持したい理由として27個、別れたい理由として23個。それぞれのトップ10はこちら。
『関係を維持する理由トップ10』 | 『関係を終わらせる理由トップ10』 |
1. 感情的な親密さ 2. 感情移入 3. 家族としての義務感 4. パートナーの性格 5. 楽しさ 6. 情緒的安定 7. 物理的な親密さ(身体的) 8. 経済的利益 9. 相性 10. パートナーに対する心配 | 1. パートナーの性格 2. 信頼を裏切る行為 3. パートナーの家出 4. 外的要因 5. 物理的距離 6. 衝突(対立) 7. 性格の不一致 8. 感情的距離 9. 感情の汲み取り不足 10. 経済的利益の不足 |
さらに、一方では関係を維持する決め手が、他方では別れたくなる理由になるように、白黒つけられない両義的な感情は、カップルの間で一般的であることがわかった。
そんななかで、進退をハッキリと分けられる2つの指標があることも発覚した。
1つ目の指標は、カップルが別れるかどうかの確実な指標(deal-breaker/関係終わらせ屋)が「浮気」であるということ。
2つ目の指標は、ポジティブな感情を育むカップルの間では「情報共有」が頻繁にされていたということだ。
たとえば、いいニュースを共有したり、パートナーにもっと理解してもらううえで役立つ話をするなど、ポジティブな情報開示が効果的とのこと。
好きな気持ちも、改善してほしいことも、口にしなければ伝わらない……。ホワイトデーのプレゼントに、普段は照れくさいメッセージを、ひとこと添えてみるのはいかが?