結論、「男女の友情」は恋愛に発展する【研究結果】

恋愛ドラマや映画でお馴染みの、運命的な出会い、降りかかる試練、情熱的な告白……でも、リアルな恋愛ってそれだけじゃないよね!?

ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア大学の心理学教授Danu Anthony Stinson氏らが、カナダの大学生社会人を対象におこなった一連の研究で、恋愛の常識がひっくり返りそうな2つの事実が明らかとなった。

1つ目は、1897名の全アンケート回答者のうち、3分の2(約68%)が「もともと友だちだった相手との交際」を経験していたこと。

性別、教育水準、民族による違いはほとんど見られなかったが、20代の若者やLGBTQ+のコミュニティでは、友だちから始まる割合がさらに高く、そのようなカップルの約85%が交友関係から始まっていたんだそう。

2つ目は、298名の大学生グループにおいて、友だちから恋人になるまでに平均21.9ヶ月間(約1年8ヶ月)かかっていたということ。

ただの友人のはずなのに、気になる人の話を聞いてモヤモヤしたり、些細な行動にドキドキしたり……そんな期間を2年弱も経てようやく、これが恋なんだと認識する大学生たち。なんと健気で甘ずっぱいことよ。

ここで面白いのは、はじめから恋愛対象としての魅力を感じたり、狙いを持って友だちになったわけではないと、大多数(約70%)が回答していることだ。

ちなみに、恋人との出会い方については「共通の友人からの紹介」「同じ大学の人」などの選択肢を差し置いて、約47%が「友情が愛情に変わった」を選んでいる。

以上の結果から、恋愛の始まり方としてもっとも一般的なのは「友情から恋愛に発展すること」だと示唆されている。

なるほど。そう考えてみると、告白における「お友だちから」という答えは、長い目で見れば脈ありなのかもしれない……。

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