【珍情報】カエルが「セックスを回避したいとき」にしていた衝撃の行動とは

“死んだふり”は動物が自らを守るために度々行う防御方法の一つ。

これはカエルの世界の話だが、「セックスを避けるために死んだふりをする」ことが日常茶飯事と化しているらしい。

しかも、『ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンス』誌に掲載された研究論文によると、これは驚きの生存戦略であるとともに、カエルの世界で重要な役割を果たしていたそうだ。

これまで、メスのカエルはオスからの強引な性行や執着に対して、十分に対処できないと考えられていた。

しかし、新たな研究によって、これらの対処として「死んだふり」が役立っていることが示された。

1匹のオスと2匹のメスが入った箱で交配を観察したところ、全54匹のうち、33%ものメスが死んだふりをした。その結果、25匹のメスが死んだふりによって性行を逃れたというのだ。

自然界での死んだふりは、厳密には「筋硬直」と呼ばれる一種の生存戦略。四肢を伸ばしたまま固まり、刺激に反応することができなくなる状態だ。

一般的に、この行動は捕食されるのを避けるための戦略としては知られているが、これまで昆虫や他の両生類でしか報告されたことがなく、まして「性行為を避けるため」に使われた例はなかった。

興味深いことに、体の小さなメスはこの戦術を多用する傾向があり、成功率も高いのだそう。

研究者らは、この行動は逃げるためのメカニズムの一環であると考えられるが、一方で交尾相手の「強さを試すもの」でもあり、複数のオスが一匹のメスカエルと性行することを防ぐための手段かもしれないと指摘している。

人間の世界で、セックスしようとした相手が、いきなり死んだふりをしだしたらびっくりですね(汗)

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