猫にとって「牛乳を飲む」ことは、30cmのピザを食べているようなもの。
猫に牛乳をあげることは、イメージとは裏腹に気をつけた方がいいと言われている。
それを裏付ける内容が記載された記事が、科学系メディア「Live Science」で公開されているので紹介したい。
この記事はイギリスの国際猫医学会の責任者であるNathalie Dowgrayさんへのインタビュー回答をもとにまとめられている。彼女によれば、ほとんどの猫は離乳後に乳糖を消化する能力が低下するとのこと。そのため牛乳を飲むと、下痢や嘔吐などの症状を引き起こすこともあるそうだ。
また、一部の猫は乳糖の消化能力を持っているが、栄養バランスのとれたキャットフードを食べている場合、栄養の観点から牛乳を飲む必要はないのだとか。
英慈善団体「People's Dispensary for Sick Animals」は、猫にとって牛乳を飲むことは「12インチ(約30cm)のピザを丸ごと食べているようなもの」と。
もし猫に牛乳をあげている人がいたら、一度、それを考え直してみてもいいかもしれない。
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