「ステルシング」って知ってる？カリフォルニアで違法に

先週、米国カリフォルニア州は、「ステルシング」という行為を民事犯罪とする法律が可決された。

ステルシングとは、性行為中に相手の同意なくしてコンドームを取り外す行為。法案は、与野党が共に支持し、性暴力に相当すると位置付けられた。

ステルシングは、表沙汰になるケースが少なく、イギリスでは、法律上レイプに相当するというが、実際に起訴が成功したのは2019年にたった1度のみであるという。

また、2017年コロンビア大学の法学部生時代に、ステルシングについて学術論文を執筆し、『Sexual Justice』という本の著者であるAlexandra Brodsky氏は、「民事訴訟は被害を受けた人に救済策を与えるために行われる」とコメントを残している。

この犯罪は被害者の精神的苦痛も伴うセンシティブな内容であるため、被害者が訴訟の選択をできる民事犯罪であることがとても重要であるとのことだ。

立証は難しいが、経験のある人が多いと言われているステルシング。まだまだ日本では浸透していない言葉であるが、危機管理を高めていく必要がある。