男女の友情を成立させるのに、必要なのは
「素敵な人に出会いたい(そしてできることなら恋人同士になりたい)」なんて、きっとたくさんの人が思うことかもしれないけれど。
ココ・シャネルの言葉を知って改めて思うのは、どんなときだってまずは「自分が、自分でいる」ことから始まるっていうこと。
男とは
「ノン」と言ってから
本当の友達になれるもの。ー ココ・シャネル
どんなに数多くの男性から求愛されようとも、その先に「自分の気持ち」を持てなければ、決して頷くことのなかったシャネル。
その中で巡り合った愛する人。彼に心から愛されたシャネルは幸せだったけれど、それは「幸運だったから」というだけではないと思うんです。彼女が、彼女としてしっかりと生きていたからではないでしょうか。
オリジナリティってなんだ?
彼女には、オリジナリティがありました。当時は自分の才能を試したいという強い意欲を持つ女性はまだまだ少なかったし、その行動はいつも、時代や社会に対する反骨精神を表すものだったそう。それでいて、ユニークさもちゃんと持ち合わせていました。
みなさんが思う「自分のオリジナリティ」ってなんですか? 納得できないのに、なんとなく頷いてしまっていることってありませんか?
それは、自分が “ノー” と意思表示をして「選ばなかったもの」で確立されていくこともあるようです。
『ココ・シャネルの言葉』著:山口路子(大和書房)
「退屈よりも大失敗を選びなさい」。かけがえのない人間であるためには、人と違っていなければならない。やけどするほど熱い「働く女の先駆者」の言葉。