わたしたちが、きっと死ぬまで「ほしい」もの

 

脳の病気をわずらっているパンダが、獣医師に身体をなでられ、あたたかな眼差しを注がれる姿を見て、ジェーン・バーキンは言ったそうです。

 

 

穏やかね。この子はラッキーね。
こうやって触ってもらって、
彼のありのままを愛してくれる人がいるなんて。
これ以上何を望むというのかしら。

誰だって誰かにこうやって触ってほしいのよ。


              『ジェーン・バーキンの言葉』より /
著:山口路子(大和書房)

 

たとえば恋愛において、「ふれたい」だとか「ふれられたい」なんていうことはよく聞くけれど。そういった感情をこえて「人肌に触っている、触られている」ことについて、初めて考えました。

どんな言葉よりも


だれかの手によってこの世に生まれ出て、初めてお母さんの手に抱かれて、頭をやさしくなでられながら眠りに落ちて。そっと触ってくれる、温かくて、角のないやわらかな手は、ときにどんな言葉よりも大きな力を持って、その愛を伝えてくれるでしょう。

わたしたちは、大人になればなるほど、そして生を終えるその瞬間まで、そんなふうにして温度を感じていたいものかもしれません。自分の足で歩けるようになるからこそ、ふと「静かに休ませてくれるような」手を、待ち望むのかもしれませんね。

 

『ジェーン・バーキンの言葉』著:山口路子(大和書房)
フレンチ・シックという言葉がぴったりな、世界中の女性の憧れである女優、歌手のジェーン・バーキン。高級バッグ・エルメス「バーキン」の生みの親であり、永遠のファッション・アイコンである彼女は、二十一歳で運命の男、セルジュ・ゲンズブールと出逢う。人生を思うままにスキャンダルに生き、結婚、出産、離婚、そして娘の死という悲劇をのりこえ、見事に美しく「変容」していく。五十代、六十代、年齢に抗うことなくノーメイクでしわを隠さない。「自然体で美しい人」の言葉とは。

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