「最高よ!」火事ですべてを失った彼女が、よろこんだ理由。

 

今日はジェーン・バーキンの、今は亡きお母さんのお話をします。

ジェーンが50歳のとき、母親が暮らすロンドンのアパートが火事で燃えてしまいます。心配したジェーンはすぐに電話をかけますが、そこで返ってきたのは意外な反応でした。

ぜんぶ、焼けちゃったけど

 

ねえ、最高よ! シャンパンで乾杯してたの。突然全部が真っ黒焦げになっちゃった! 私のウェディングドレスも焼けちゃったわ。ぜーんぶ、焼けちゃったのよ。


でも、ママは軽やかになったの。大切にとってあった家族写真も全部が焼けちゃって、なのにママは解放されたみたいだった。若い女の子に戻っちゃったみたい。80歳なのに!

 

ジェーンのお母さんは、すべてを「不用意に」失ってしまいますが、それらがもう自分には必要のないものであったことを知りました。

なくしたくないもの、わすれたくないこと。失ったらどうなってしまうんだろうと、抱え込むように大切にしているものって、あると思います。

けれど、自分にとって本当に大切なことは、じつはもうちゃんと覚えていて。その積み重ねでつくられてきた自分は、今、ちゃんとここにいます。「思いがけず」荷物をなくした彼女は、なにも知らなかった頃のような身軽さで、それでもたしかな記憶をたずさえて、また新しい人生を歩み出しました。

その存在が、「お守り」に

 

尊敬するお母さんを失ったジェーンは、こういいます。

「ママの遺灰はジャムの瓶に入れて、台所の紅茶の棚に並べたわ。近くにいてほしくて。瓶には “ママ”って書いたの」と。

 

『ジェーン・バーキンの言葉』著:山口路子(大和書房)

フレンチ・シックという言葉がぴったりな、世界中の女性の憧れである女優、歌手のジェーン・バーキン。高級バッグ・エルメス「バーキン」の生みの親であり、永遠のファッション・アイコンである彼女は、二十一歳で運命の男、セルジュ・ゲンズブールと出逢う。人生を思うままにスキャンダルに生き、結婚、出産、離婚、そして娘の死という悲劇をのりこえ、見事に美しく「変容」していく。五十代、六十代、年齢に抗うことなくノーメイクでしわを隠さない。「自然体で美しい人」の言葉とは。

それは、人間も、動物も。
「満たされていない」と思ったら、まず考えたいこと。
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