今さら聞けない!「サードプレイス」の本当の意味とは?

サードプレイスと聞くと一般的にカフェやバーを思い浮かべる人が多いだろう。だが、実はただの場所を示す言葉ではなく、もっと深い意味を持つ。
また日本と海外ではサードプレイスの概念が少し異なるのだ。この記事では、そんなサードプレイスの意味や概念を紹介したい。

サードプレイスって何?

カフェでコーヒーを飲む女性
©iStock.com/lechatnoir

Forbesに掲載されている、『A Virtual World And A “Third Place” May Just Save Your Health』という記事によると、サードプレイスとは、「自宅でも職場でもない、第3の場所」のことを意味するそう。もう少し具体的に例を挙げるなら、カフェや美容院、バー、公園などがサードプレイスにあたり、日常のストレスから解放され、心からゆったりすることのできる場所を指している。

そもそもサードプレイスという言葉は、1989年に社会学者のオルデンバーグが出版した『The Great Good Place』という書籍内で提唱された。この書籍内でサードプレイスは「アイデアを交換しあい、楽しい時間を過ごし、関係を築く場所」として使われている。

また、日本と欧米ではサードプレイスの考え方が少し異なる。例えば、サードプレイスの代表として挙げられることの多いカフェ。多くの日本人にとってカフェは、1人や仲間内だけでゆったりとする場所とされている。しかし、欧米では、家族でも仕事仲間でもない人と関わることのできる、社交の場として利用されることも多い。

つまり、その場で出会う人達と交流できる場所なのだ。サードプレイスはもともと、このようなゆったりとした気持ちで楽しめる交流の場という、欧米での意味合いで使われ始めたこと覚えておきたい。

どうして今、サードプレイスが必要とされている?

カフェで談笑する女性たち
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一番の理由は、人と人とのつながりを築くことで、日常のストレスを開放するため。

最近はオンラインショッピング、SNSなどデジタルの進歩により、家から出ることなく社会生活を送ることが可能になってきた。人によっては在宅勤務で、1週間以上家から出ていない、人に会っていないという人もいるのではないだろうか。このような、すべてが自宅で完結してしまう時代でも、家族や仕事から解放され、ゆったりとした時間を過ごすことは、健康にも心にも豊かさをもたらす。そして、出会った人たちと築いた人間関係もまた大きな資産となる。

そんなデジタルとリアルのバランスを保つために、サードプレイスが注目されているというワケ。

サードプレイス8つの特徴

ハンモックで読書をする女性
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オルデンバーグ氏はサードプレイスには8つの特徴があると言っている。あなたにとって特別なサードプレイスを探す際にはぜひ参考に。

 

1. 中立的
  家庭でも職場でもない

2. 平等主義
  経済的および社会的地位が関係ない

3. 会話が主たる活動
  会話を楽しめる

4. 便利な場所
  アクセスしやすい場所にある

5. 常連さんがいる
  常連さんがいながらも、新参者も参加しやすい雰囲気

6. フレンドリーで居心地がいい雰囲気
  贅沢というよりも快適さ重視

7. 明るい空間
  また行きたくなるような遊び心のある会話が生まれる空間

8. 第二の家
  まるで家にいるかのようにくつろぐことができる

まとめ

「サードプレイスにこんな意味合いがあったなんて知らなかった」という方も多いのでは?オンラインでほとんどが完結してしまうこの時代だからこそ改めて、“自宅でも職場でもない心からくつろげる場所”、“社交の場”としてのサードプレイスの価値が見直されているように思う。

ぜひこの記事を参考に、あなたにとってのサードプレイスをみつけてみてほしい。

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