【研究結果】旅行がもたらす5つのこと。もっと早く知りたかった……!
旅行へ行くと、気持ちが高まる──。
これは、世の中のほとんどの人が感じたことがある事だと思います。でも、その理由を明確に追求したことがある人は少ないのでは?
そこで、ライターのAnnakeara Stinsonさんが研究や調査結果を引用しつつ「Elite Daily」にまとめた、旅行がもたらす5つの良い事が書かれた記事を紹介します。どれも聞いたことがあるかもしれませんが、理論的に説明されるとより深く理解できるでしょう。
昔、病気を患ったり精神的に辛くなったりした時、医者が患者に旅行に行って海の風でも感じてくるよう勧めていたと言います。医学が発達した現代人が聞くと、しっくりこないかもしれませんが、何か根拠があったからこそでしょう。旅行へいくことは、ただの娯楽ではないのです。科学によると健康面で良い影響があるということです。なので、実際に行ける時間をつくる努力をしましょう。
旅行に行ったからといって病気を治すことはできないかもしれないけれど、いつもと違う景色を見ることで、素敵な時間と写真を撮ることができるし、良い状態を維持することができるでしょう。
もし今、行こうかどうか迷っているのであれば、すぐに実行することをお勧めします。U.S. Travel Associationによると、約54%のアメリカ人は、有給を使い切らずにいるとのこと。旅行に行くべき理由を、これから説明していきます。
01.
ストレスをコントロールする
助けになる
アメリカの現代社会におけるストレスに焦点を当てた、The American Psychological Association の研究発表によると、旅行に出かけることで不安や心配事の原因となるものから離れ、ストレスを自分でコントロールする手助けをしてくれるといいます。自分自身のために休むことで、何事も上手くいくという気分になってくるのです。
02.
心臓にも良いらしい
旅行は、精神的な意味でも、身体的な意味でも心臓に良いとされています。
これは、The Framingham Heart Studyと呼ばれる、長いあいだ行われてきた研究によって説明されています。
この研究では、「どれだけ頻繁に旅行に出かけていたか」という質問を、45〜64歳の女性の参加者に問いかけました。そして20年後、6カ月おきもしくはそれより頻繁に旅行していた女性は、心疾患を患うリスクがより低いことが明らかになったのです。
嘘みたいな話ですよね。
03.
クリエイティビティが高まる
私自身も旅先で、執筆やアートにおいてたくさんのインスピレーションをもらっているひとりです。
ある研究によると、「旅行」と「想像力を活性化させること」の間には強い関連性があるということです。なぜなら、単純に旅行に出かけることで新しいことや文化を体験することができるからです。このことが、素晴らしい作品をつくるきっかけを与えてくれることがあるのです。
04.
広い心を持てるようになる
旅に出かけることで、視野が広がって、共感力が備わり、広い心を持つことができるでしょう。旅行サイトのMomondoがおこなった世論調査では、76%もの人が旅行に行くことで、より寛大になり他人を信頼し、うけ入れる心を養うことができたと答えたということです。
05.
人との絆を深く感じられる
Cornell大学の心理学教授、Dr. Thomas Gilovichは、20年以上にわたって「お金」と「幸せ」の相互関係を研究し続けてきました。彼は、研究によって一般的に物を買うことにお金を費やす人よりも体験することにお金を費やす人の方が、より幸福感を得やすく、他の人との繋がりを強く感じることができると判明したことを、Fast Companyに話しました。
さらに、Gilovich氏はこのようにも言いました。
「他の誰かと同じ体験をすることで、その人たちと離れた後も、誰かにその話をするたびにその人たちを思い出すのです」
これだけ旅行へ行くべき理由があれば、もう十分ですよね?