虫が「人工の光」に集まる理由が解明!【研究結果】

生物学や医学などに特化した未査読の研究論文が公開されているプラットフォーム『bioRxiv』にて、虫が人工の光に集まる理由を記載した論文が公開された。

これまでも虫が人工の光に集まる理由はいくつかの説があった。「月の明かりだと勘違いしている」という説や「光に向かって進む習性がある」という説などがそれにあたる。

ただし、研究者によれば、それらは三次元の飛行データがないため、厳密には謎のままだったとのこと。その“謎”を解明したのが今回の研究だ。

人工照明を用いた実験を通して、虫は光に背を向けて、光に対して垂直な方向に飛行していることがわかったそう。だから、人工の光の近くを不規則に飛行することがあるのだとか。

ちなみに、なぜ虫は光を向けて飛行するのだろうか?

太陽や月などの自然界の光は、基本的には虫の頭上にあり、それに背を向けることで正しい飛行姿勢を保つことができるからなのだとか。

なんとなくは分かっていたかもしれないが、改めて言われてみると納得できる話だろう。

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