シャンパンの泡が真っ直ぐに立ち上がる理由を科学者が解明【研究結果】

シャンパンの泡は、なぜ真っ直ぐに立ち上がるのか——？そんな疑問を、科学者が解明した。

「ブラウン大学」と「トゥールーズ大学」の研究者たちは、シャンパンの美しい泡を流体力学の観点から調査。その結果、どうやら界面活性剤のような分子が液体と気泡の間の張力を軽減することで、泡のスムーズな上昇が実現しているらしい。

一方で、炭酸飲料の場合は界面活性剤による"サポート"がないため、泡の立ち上がりは不安定になるとのこと。また、気泡の小ささもシャンパンのような泡にならない原因だという。

ビールはというと、界面活性剤のような分子自体は含まれているものの、種類によって泡の立ち上がり方は変わるんだそう。

今回の研究で判明したことは、界面活性剤を加える、もしくは気泡を大きくすると、泡はシャンパンのように真っ直ぐに立ち上がる可能性があるということ。研究者たちは、これを乾杯に値する発見としているようだ。

もし誰かとシャンパンを飲む機会があったら、この研究を話のネタにしてみてはいかがだろう——？