「当たり前だ」とバカにしてはいけない、ネガティブゾーンの脱出法
何か気がかりなことがあって、ネガティブな思考にとらわれてしまうと、普段できていることができなくなったり、楽しいときもどこか憂鬱な気分が抜けなかったり。
「I Heart Intelligence」のライターDondi Leighさんは、ネガティブな思考に陥らないための5つの方法を紹介しています。言われてみれば当たり前かもしれないけれど、いざというときに意外とできていないことなのかもしれません。
01.
とりあえず
頭を空っぽにする
ネガティブなことは、一度考え始めてしまうといつまでも頭に残り、時に深刻に捉えすぎてしまうもの。なので「ちょっと悪い方に考え始めているな」と気付いたら、一旦考えるのをやめてみましょう。
思考は一時的なものなので、無視し続けていると自然と頭から消えていきます。冷静に、フラットな視点で向き合えるようになるまで待ちましょう。
02.
「今やっていること」に
全力で意識を向ける
今の自分自身の状況や感情に心を集中させ、あるがままの現実を受け入れるこの方法。「マインドフルネス」と言われた方がピンとくる人も多いのでは。これはネガティブな思考を根絶やしにするだけでなく、日々をより幸福に、平穏に過ごすために役立ちます。
マインドフルネスの実践はいつでもできます。たとえば私だったら、今キーボードを叩いているこの指の感覚や、タイピングする音に集中する、といったように。
コーヒーを一杯淹れるにしても、マインドフルネスを実践すればその深い香りと味わいをいつもより楽しむことができます。「今ここで起きていること」だけに意識が向くので、ネガティブな思考は自然と消えていきます。
あなたが今していることに、全身全霊を向けてみてください。
03.
仮説を立てない
仮説を立てるのは簡単です。そしてそれは、恐ろしいひとつの可能性として私たちの頭を支配してしまうことでしょう。けれど、忘れないでください。それはまだ起きていないことなのです。
仮説を立てて、それを丁寧に覆すことで安心感が得られるかもしれませんが、まだ起きていない仮説は捨てて別のことに集中した方が、平穏な時間を過ごすことができるでしょう。
04.
くどいようだけど…
考えすぎない
気がかりなことを心に留めておくのは大事なことかもしれません。しかし、そればかりに心をとらわれて過剰に考えるのはやめましょう。繰り返しになりますが、ネガティブな思考は時に人をパニックに陥らせてしまうほどのパワーを持っています。
自分が考えすぎているなと気付いたら、一度そのことを頭から振り払いましょう。
05.
一歩引いて
客観的に考える
ネガティブな思考にとらわれてしまう自分を、客観的に見てみましょう。冷静な目を持つ「もうひとりのあなた」が、落ち込んでいる自分をコントロールせねばなりません。
一歩引いて、自分がネガティブ思考に陥っていないかチェックしてみましょう。この方法と先ほどのマインドフルネスを一緒に活用すれば、ネガティブな思考は消えていきます。
今の自分ではどうしようもないことを気に病んでしまうのが人間というものですが、それは心の健康によくありません。起こるかどうか分からない「将来の不安」にとらわれず、今の自分に集中することが、心を安らかに保つ一番の方法かもしれません。