どれだけデキる人でも自然とやってしまう、自ら出世を阻む行動7選。
ビジネスソリューションを生み出すアイデアに長け、これまで多くのビジネスリーダーにアドバイスをしてきたGordon Tredgold。長年のキャリアのなかで、氏は「自分で自分のキャリアを妨げている」ことの弊害に、いかに気づけるかを出世のカギに挙げている。
「Inc.com」に寄稿したGordonのリストにぐうの音も出ない自分……はあ、言い訳できない。
01.
目標設定ばかりで
行動が伴わない
予定を立ててきちんと「準備」することは、成功するうえで重要な要素。けれど一番大切なのは「行動」にある。どれほど頭がいい人でも、考えているだけでは成功できない。どこかで気を引き締めてアクションを起こさなくては、結局何も始まらないのと同じこと。
02.
「昇進」を掴みにいかず
ただ待つだけ
もしあなたがリーダーになることを望んでいるなら、周りの人を引っ張っていかなくてはいけない。リーダーとは、肩書や役職だけではないからだ。行動できて影響力があり、結果を出す能力があるということ。
これまで、ただリーダーとしての役職を与えられることを待つだけの人を何百人と見てきた。例えるならば、サッカーチームのスタメンに選ばれるまで、どうすればプレーが上達できるかを何も学ぼうとしていないことと同じ。
黙っていたって何も起こらない。役職というものは後からついてくるものだから。
03.
相手に伝えるだけ伝え、
確認を怠る
誰かとコミュニケーションを取るとき、相手にメッセージを伝えきれているかどうか確認することは、伝える側の責任。けれど、その責任が受け取る側に転化してしまうことがよくある。
ものごとは、明確に、シンプルに伝えること。頭のいいあなたがスマートなことを言ったからといって、受け取る相手が完全に理解している訳ではない。すれ違いから生まれた失敗は、両方の責任となることをしっかりと認識しておくこと。
04.
人に任せず、
なんでも自分でやってしまう
「自分でやればもっと早い…」これは人に任せることが苦手だったり、頼むことを嫌う人からよく聞くセリフ。これができないということは、チームとして達成できることも制限してしまっている証拠。誰かに仕事を任せるということは、自分の結果を上げることにもつながる。それでも頼むことができないのならば、自分のスキルを数段上げるほかない。聞こえはいいかもしれないが、その“個人プレー”に昇進を阻む可能性がある。
05.
フィードバックに耳を傾けない
パフォーマンス向上のためにはフィードバックが必要不可欠。なぜなら、何が上手く行っていて、何を改善する必要があるのか知ることができるから。そうでなければ悪い癖ばかり身につき、効率を下げることになりかねない。
頭の良さ=すべて知っていることではない。フィードバックをもらい。人にも与えれば、今よりも成長することができるはず。
06.
準備が整うまで
何も動き出せない
すべてが完璧になるまで待つことをしていたら、何かを達成することなどできない。入念に準備することもできても、最初の一歩を踏み出さずして、どうやって成功をつかむというのか。まずは始めること。チャンスは毎日訪れるわけではない。待っていると逃してしまうことになりかねない。
07.
学歴で人を選んでいる
あなたより学歴が低い人からのアイデアでも、無視してはいけない。経験は知識よりもずっと価値がある。失敗から学ぶことも重要だが、他人から学ぶ方がより賢い方法。そうすることで、失敗を未然に防ぐことができ、時間もお金も節約できるから。