誰からも信頼される人が、何気なくやっている「6つの行動」
「あの人は口だけだよね」
そんな陰口を聞いたことがある人も多いでしょう。人間は言葉でウソはつけますが、行動でウソはつけません。この人は信頼できる男なのかなとふと悩んだときは、言葉ではなくその人の行動を見れば一目瞭然です。
では、信頼される男はどんな行動をしているのでしょうか?
01.
初対面の相手に
「一体感」を感じさせる
「一体感」と「アウェイ感」。
どちらを相手に感じさせているかが、信頼されるかどうかの分かれ目。一体感を感じさせるために重要なのは「自分の心を開く」ことです。
一体感のある関係性には、上下関係がなく、対等な仲間という意識が芽生えるもの。すると相手に「この人と一緒にいても大丈夫」という安心感を与えることができ、信頼関係を築きやすくなるのです。
一体感を創造して相手に緊張感を与えないのが、信頼される男の秘訣です。
02.
立場なんて関係なく
さりげない気遣いができる
上司と部下という立場上の上下関係はあったとしても、人としての「心のマナー」を持っているのが信頼される男の特長。
例えば、相手が大きな荷物を持っているときに、「持とうか」という言葉を発するよりも、さっと持ってあげる。人の多い通り道を歩いているときに、さりげなくさっと自分がいちばん道路側に移動して歩くなど、ちょっとした気遣いをスマートにできるものです。
03.
「仕事の約束」と「家族との約束」
を、同じように大事にしている
どれだけ仕事ができたとしても、家族やパートナーをないがしろにしている男は決して信頼されません。
一人でがむしゃらに頑張り続けても、ふとしたときに寂しさやむなしさを感じるものです。燃え尽き症候群のようになってしまい、自分の人生に虚無感を感じてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、自分のまわりに一人でも応援してくれる人がいれば、どこまでも頑張り続けられることを知っているのが信頼される男なのです。
04.
人との関係が熟すのを
待つことができる
もし初対面の相手に突然「明日から仲よくしてください」と言われたら、あなたはどんな気分になるでしょうか?きっと心のどこかで一瞬警戒してしまうはず。
誰からも愛され信頼される人は、時間をかけながら丁寧に一人ひとりと関係を紡いでいくという、人付き合いの極意を知っています。
人は追えば追うほど逃げていくもの。だから、自分が「追われる人」になればいいのです。
05.
マネジメントはしても
コントロールはしない
マネジメントは「管理」、コントロールとは「支配」。部下を支配しようとしてしまう上司が信頼されるはずもありません。
一体この違いはどこにあるのでしょう?それは「人を信頼しているかどうか」の一言につきます。
人を信じることができない上司は、部下を恐怖で縛ろうとするもの。上司の顔色をうかがい、ビクビクしながら、自分の考えを伝えることもなく、ただ言われたとおりに仕事をするだけの部下から、信頼を得られるなんて考えられませんよね?
06.
人によって態度を変えない
そして、決して媚びない
相手の肩書きや立場によって態度をころころ変える人。
目上の人にゴマをすり、目下の人に威張り散らす人。
さっきまで優しい雰囲気で話をしていたかと思うと。急に横柄な態度をとりだす人。
相手によって態度を変えることは、一番「信頼」を失う振る舞いです。
信頼される男は、人に媚びることはありません。なぜなら自然とまわりに人が集まってくるため、人に媚びる必要がないからです。誰に対しても対等に、フェアであることが信頼を得るために一番大切なのではないでしょうか。
『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』
コンテンツ提供元:サンマーク出版
株式会社リンク代表取締役、人材育成コンサルタント。大学卒業後、商社に勤務。The University of Queensland大学院にて教育学を専攻し、帰国。10年間、一流企業のトップエグゼクティブたちを秘書として補佐してきた経験をもとに独立。2013年に「一流秘書養成スクール」を創設する。現在、幅広い業界にて社長秘書、役員秘書を指導。自身の豊富な経験に基づく実践的な解決法を伝える講演や企業研修を行っている。