「アイツ何様だ!」と腹が立つなら、この記事を読んで。ちょっと可愛く思えるから。
あなたの周りには、驚くほど自分の考えをはっきり言う人がいませんか?引っ込み思案で控えめな人は、そんな風に物怖じせずに自分を前に出せる人のことを不思議に思うかもしれません。
「The School of Life」の動画は、はっきりとものを言う人とそうでない人の行動を比較しながら、それぞれがどのように考えているか紹介しています。
「もう!生意気だなアイツ!」や「あの人には、自分の意見がないの?」と、思ってしまう人が周りにいるかもしれません。ちょっと極端な意見もありますが、そんな人たちを思い浮かべながら読んでみると、次に会った時に少しだけ愛おしく思えるんじゃないかと。
なんで、あのひと「自信満々」なの?
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ものをはっきりと言うことができる人は、根本的に自分の考えは世の中に受け入れられると考えています。彼らは正直に自分を表現することこそが正義だと考えているからです。
そして彼らは、自分の感情や考え方は良いものであるとも思っています。中には、他の人々もみんな自分に正直に生きていると考えている人も。
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また彼らは、さまざまなものに対して「率直な意見」を言います。時には、ヒヤッとするような発言をすることだってあるのです。
でも、彼らは他人を傷つけようと思って言っているのではありません。自分にとって、それが興味深いことで、面白いと思っているだけなのです。
良くも悪くも、子どものように楽観的で、純粋な人と言えるでしょう。
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一方、物静かな人は、自分自身の考えが本当に正しいのかどうかを、悩んでしまうところがあります。考えにあまり自信がなく、自分が発言することによって誰かを傷つけたり、誰かに怒られたりするのではないか…と、不安に思ってしまう人も。
もしかしたら、意見をいうことで、上に書いたようなことを経験をしてきた人も多いのかもしれません。だからこそ、彼らは「自分を守る」ために本音を言わずに毎日を過ごすのでしょう。
はっきり言うのは、
自分は「多数派」だと思っているから。
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はっきりものを言う人は、自分と人の心はきっと似ているはずだという前提で行動します。“心の壁”が非常に低いので、驚くほどの速さで他人と親密になることができます。それも当然、彼らは自分の考えが他人の考えと同じだと思っているのだから。
例えば「食べている料理の味が薄いから塩気を足すべきだよ」、「音楽の音量が小さいのでボリュームを上げるべきだね」など。自分の主張を叶えることが、全員の幸福に繋がると心から信じています。
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物静かな人は、対照的に、自分と他人はまったく別物で、誰もがそれぞれの感覚で生きているのだと思う人が多いのかと。
そのため、暑いや寒いの判断はもちろん、面白いと思う感覚や政治的意見もバラバラで、誰か一人の主張が通ることなどないと考えています。
はっきり言う人は、
人の「心は強い」ものと信じている。
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はっきりものを言う人は、人の心はそう簡単に動くものではないと考えています。自分が自信に満ちているため、自分を疑ったり、自己嫌悪に陥るという感覚があまり理解できません。
そのためか、他人に対してもフォローやアフターケアをするという発想に至らないことが多いのです。また、発言するまでもなく、美味しい料理や素晴らしい作品に対して、それをつくった人への感謝の言葉をかけないことも。それが良いものであることは、わざわざ自分が言わなくても皆わかっていると信じており、声をかけなくてたって何かをつくった人もよく理解していると思っているのです。
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物静かな人は、対照的に、自分と他人はまったく別物で、誰もがそれぞれの感覚で生きているのだと思う人が多いのかと。
そのため、暑いや寒いの判断はもちろん、面白いと思う感覚や政治的意見もバラバラで、誰か一人の主張が通ることなどないと考えています。
自分を信じることが、「自信」の秘訣。
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ものをはっきりと言う人は、自分自身の状況を正しいか正しくないか判断する能力に関して、非常に自信を持っています。そして、将来のビジョンを思い描き実現するのが得意。
自分が本当にしたいこと、したくないことを見定め、そのために次々と行動を起こします。たとえ誰かと言い争うことになったとしても、自分の信念が正義だと考えているため、恐れることを知りません。
そして彼らは自分の正しさが他人にとっても正しいと思っているので、自分は他人を理解でき、他人も自分を理解してくれると信じているのです。
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物静かな人は、自分の将来の見通しが不明確です。彼らは、“今の自分の意見”が来週まで持続していると言い切ることができません。また、他人の意見によって変わってしまうものであると考えます。
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アメリカでは特に、物静かで礼儀正しくあることよりも、フランクになんでもはっきり言える人の方が良しとされる傾向にあります。
しかし、はっきりものが言えて考えを実現していく人も、物静かで礼儀正しくなる人も、どちらの考え方もメリットとデメリットがあるものです。自分にないものを見直し、補いながら、周りの人を理解できるといいですよね。