「だから二流なんだよな〜」って、思われる5つのこと
私たちは日々、仕事で難しい課題に向き合っています。その先に目指しているものは「成功」であり、仕事で成功したときの達成感と快感は、たまらないものですよね。
しかし、「成功」によって、大切なものを失ってしまう人もいます。『Inc』のライターNicolas Coleさん曰く、それはこの5つに当てはまるから。
01.
簡単に初心を忘れる
社会人として、私たちは外からのアドバイスや自分自身のモチベーションを糧にしながら成長を遂げていきます。しかし、そのうちに「好きでやっている」というモチベーションが、「やらなければならない」という義務感へと変わってくるのです。
成功という事実は、他者のアドバイスを聞く姿勢を取りづらくさせてしまいます。お金が絡んでくる場合は、特に。視野が狭くなり、襲ってくる得体の知れない焦燥感。
評価されたり、期待されているときこそ、仕事を始めたときの“素直な姿勢”を手放さないよう、努力しなければいけません。
02.
自分を過大評価する
仕事が成功して収入が増えると、私たちは生活の水準をより高いものにします。
はじめは満足感でいっぱいかもしれませんが、上げた水準は次第に「普通」へと変わっていくでしょう。そして、手に入れた高い水準をキープできるように、無意識のうちに自分への期待値を上げてしまいます。
元の生活に戻ることは、ダウングレード。そう思ってしまうと、自分の首を絞めることになりかねません。
03.
さらなる成功を追い求める
例えば、あなたが年間1,000万稼いでいたとしましょう。その時点でも、十分幸せな生活を送ることができていましたが、まわりの成功者たちは、「1年に2,000万稼げばもっと幸福になれる」と言ってきます。
その後、たゆまぬ努力によって、年間2,000万稼ぐことができるようになったとしても、更なる成功者たちは「2,000万稼げるなら、もっと稼ぐことも容易いはず」と声をかけます。
きっと、終わることなく上昇し続けるでしょう。
無理をせずに自分の心地がいい生活を見つけたとしても、追い求め続けてしまうと、周りの目が気になって苦しむことになるかもしれません。
04.
他人の評価に左右される
あなたが何かに成功すると、周りの人々から向けられる目が変わります。成功を喜んでくれた後、彼らは更なる成功をあなたに期待することでしょう。
当然、その期待を裏切りたくないと考えます。失敗すれば周囲の人々は自分に失望し、離れていってしまうかもしれない。
しかし、その成功が本当にあなた自身の価値であるのか、もう一度考えてみてください。何かを達成する前も、何もできない子どもだった頃も、変わらずあなたを愛してくれた人はいるはずです。
人に尊敬されるためではなく、自分が好きだから、その仕事に打ち込んできた気持ちを手放さないでください。
05.
仕事人間になり過ぎてしまう
仕事に成功すると、それが自分のすべてであると考えてしまいます。
それまで習慣にしていた、情報収集や絵を描く時間、音楽を楽しむ時間などを忘れ、自分と向き合う時間を疎かにしてしまうかもしれません。しかし、仕事以外の時間こそ、あなたを成功に導いた鍵であることを忘れないようにしてください。
「成功者」として“仕事のみ”の人間になった途端に、失うものは多いでしょう。自分が本来愛していたことを、続ける努力が大切なのです。
もちろん、成功は喜ばしいことであり、私たちの人生を一歩先に進めてくれる大切な経験です。しかしそれによって、自分の人生を振り回されてしまわないよう、地に足をつけ、信念を持つことが重要です。
他人の評価やお金のため、ステータスのためではなく、何かを始めるときに抱いていた、わくわくした気持ちを思い出しながら進んでいきましょう。