「いいね」「リツイート」が誰かを幸せにすることがある。感動の実話。
ワシントン州立大学に通う大学生、Danni Messinaさん。彼女は去年の11月、感謝祭のため地元に帰省した際、入院中の友人のお見舞いでセント・ジュード少児研究病院を訪れました。
その時、
「祝日を家族と一緒に過ごせない子どもたちが、ここにはたくさんいるんだ」
そう感じたMessinaさんは、病院に寄付をしようと考え、Twitterにある投稿をしました。
1いいね=25$
1リツイート=50$
そのツイートがこちら。
帰省して、子ども病院に入院している人たちのために寄付をしたいと思いました。これからこのツイートに対して、
1いいね/25ドル(約2,700円)
1リツイート/50ドル(約5,500円)
寄付したいと考えています。
ツイートは瞬く間に拡散…
大変なことに!
Messinaさんのツイートは、数日後には約20万回リツイートされるほど、あっという間に拡散されていきました。
どんどん膨れあがっていく数字に、Messinaさんは少しパニックになったそう。「CBS」によると、彼女は当初1,000ドル(約11万円)ほど自分で寄付しようと考えていたそう。でも、ツイートへのリアクションを金額に単純に換算すると、21万ドルほど(約2,300万円)になってしまったのです…。
そこで彼女が思いついたのは、足りない金額を補うためにクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付金のへの協力を呼びかけること。この計画は、見事成功しました。
彼女が自分で払えないことに対する批判の声も集まりましたが、これをキッカケにセント・ジュード少児研究病院の現状を知り、協力しようと立ち上がる人も多く出てきました。
賛否両論も、
病院や患者からは「感謝の声」。
Messinaさんからの寄付に感謝する人々。
Messinaさんの取り組みは話題となり、病院にも届くことに。セント・ジュード少児研究病院は彼女へ感謝を述べ、多くの患者がその取り組みに感動しているということです。
彼女のおこないには賛否両論ありましたが、助けを求めている人がいることを世界中に知らせ、行動することの重要性を伝えることに成功したことは間違いないでしょう。