子どもの「お絵かき」を身につけるしあわせ。世界にひとつのジュエリーを作りたい
まだ自分が小さかった頃、毎日のように絵を描いては、得意げに父や母に見せていた記憶があります。やがて大きくなったとき、両親は大切に保管していたその絵を、宝ものを開くようにして見せてくれました。
親となった今、子どもの描いた“思い出”の残し方として、こんな素敵な方法があるのだなと知りました。
思い出の「絵」を
身につけるしあわせ
トルコ人アーティストのYasemin Erdin TavukçuさんとOzgur Karavitさんは、それぞれ娘、息子を持つママ。彼女たちが作るジュエリーは、この世に2つと存在しないとっても素敵な作品。なぜなら、子どもたちが描いた、世界でたったひとつの絵をモチーフにしたものだから。
もちろん大切な思い出が風化していく訳ではありません。けれど、額装したりアルバムとして残しておくという選択肢ではなく、ジュエリーにして常日頃から身につけることができるのって、すごく良いアイデアだと思いませんか?
ペンダントトップやチャームに、愛する我が子の描いた絵。
子どもの創造力をカタチに
5年ほど前から子どもたちの創造力を伸ばすアートプログラムの現場で活動していたYaseminさん。彼女は、絵を描くことが子どもたちの創造性や、自己表現の源となると話します。金細工を専門とするアーティストÖzgürさんとともに、子どもの絵をベースにしたジュエリー制作プロジェクト「TasarimTakarim」を2015年に立ち上げました。
「だって、自分の子どもの作品を身につけるって、親としてこんなに幸せなことはないでしょう?」
シルバーの他にもゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドが選べます。ネックレスだけでなく、ブレスレット、ブローチ、カフスボタン、さらには卓上オブジェなどオーダーメイドが可能。
我が子の発想をひとつひとつ丁寧に、忠実に再現されたジュエリーは一生の宝ものに。
キレイな化粧箱に入れて届けてくれるこのサービス、じつは「Etsy」を通じて世界中どこからでもオーダーができるんです。サイトから依頼をして、TasarimTakarimとコンタクトを取ったら、あとはデザイン画を送るだけ。
サイズやマテリアル、ジュエリーの種類によって価格は異なりますが、シルバーのペンダントで112ユーロ(約14,000円)ほど。
成長に応じて絵のトーンも質感もどんどん変化していく子どもたち。その時々でしか表現できない彼らの感性をカタチとして留めておく。今度は、どんな絵を描いてきてくれるかな?パパ・ママの楽しみがぐんと広がりますね。