ガラス越しのセクシーな「食べもの」たち

わたしは、今でもやります。こんなお遊びを。レストランでグラスが空になったら、それをレンズに見立てて目の前に座る人を眺めてみる。そこに映る、不恰好に伸びた顔を見て、くすっ。

でも、写真家Suzanne Saroffの「Perspectives」というプロジェクトに出くわすまでは、そんなお遊びがサマになるだなんて、思いもしませんでした。

まず、これ。

テーブルに置かれたスイカはたったひとつ。ところが、それをガラス玉やサイズ、薄さの異なるグラスに映し出して真正面から見てみると、こんな感じ。

デジタル編集が主流である時代に、オーガニックな手法でルックスを変身させてしまう技術が逆に新鮮。それにしても、見慣れているモノが見慣れない形で映し出されると心がときめいてしまうの、なんでだろう。

Licensed material used with permission by Suzanne Saroff
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。