あなたの顔が溶けて砂利に。社会派アートが問いかけるもの

「セルフィーを撮ってください」

この作品ではまず、そんな指示を受けます。

すると、目の前のディスプレイに写真が映し出されるのですが……。

次第に溶けるように消えてしまう

そして、砂利になる

発展し続けていくテクノロジー
「私」をどうやって残すのか?

このインスタレーションアート「TEEN AGE」は、ワルシャワに拠点を置くアート集団pangeneratorが手がけており、同市の民族学博物館にて展示されていた作品。

画面に表示された自身の顔が消えていく。そこに映し出されていたことすら忘れてしまう。何もそこには残らない喪失感。

日進月歩で進化し続けるテクノロジー社会で、どのように自分を残すのかという命題を見るものに問いかけています。

Top Photo by panGenerator
Licensed material used with permission by panGenerator
andmore
他の記事を見る
美術館などのアート施設が近くにない人にも、アートを届ける素敵なプロジェクト。
世界中のストリートアートを検索できるアプリ「Street Art Cities」。現在、70カ国以上、350を超える都市のストリートアートが登録されています。
マスメディアの広告は商品を宣伝するが、アートは、人間や社会にとって大切なものを宣伝している。幸運なことに、僕たちのまわりには多くのアートがある。広告では忘...
前篇では、GoogleやWeWorkといった企業の事例を交えながら、これまでは趣味・娯楽としての側面が強かったアートがビジネスにおける必須科目となりつつあ...
フィリピンの「Malasimbo Music & Arts Festival」は、音楽にプラスしてアートにも重点を置いたフェス。会場は毎年、光や色を巧みに...
銀が溶け出すようなアートは、イタリアを拠点とするAlessandro Pagliaさんによるもの。何本ものペンを使いこなして、現実とはかけ離れた作品を作り...
いま、欧米ではビジネスの場においてアートが注目されています。私自身もGoogleやWeWorkといった企業にアーティストとして呼ばれることも。なぜか?アー...
過去にリオデジャネイロのファベーラやケープタウンのシャンティタウンを色鮮やかに変えてきたアーティストeL Seed。そんな彼がカイロの街に描いたアートを改...
2019年1月19日から、コンテンポラリーアーティストKAWSによる巨大なアートが、台湾・台北の中正紀念堂の前に足を伸ばすようなかたちで設置されています。...
サンフランシスコ近代美術館のサービス、「Send Me MOMA」はキーワードや絵文字を送ることで収蔵品からそれにあったアートを紹介してくれるというもの。...
ストリートアートの世界で、女性の作品は軽視されがちだと考えるアーティストのNINAが立ち上げた女子のためのグラフィティキャンプ。少しでも興味のある若者たち...
Yujia Huさんは、寿司でいろんな有名人やハイブランドプロダクトを作り上げています。
2002年にファッションレーベル「Daydream Nation」を立ち上げ、香港を拠点に活動するKay Wongさん。今では洋服を作るのをやめて、こんな...
アートを買うきっかけってどんなとき?購入する背景は様々だし、金額もピンキリ。富裕層とそうでない人で感覚の違いもある。中目黒高架下の並びにあるギャラリーで、...
Rand Jarallahさんは自分の顔をキャンバスとして利用し、SNSを中心に様々な社会問題を訴えている。そんな彼女にアーティビズムとは何か?アーティビ...
バルセロナのショッピングモール「L'illa Diagonal」の25周年を記念して、同施設の屋上に設置されたアート。ワイヤーメッシュで創られたそれは、角...
大手企業のコーポレート・ロゴをアレンジして喧嘩道具にしたのは、NYを拠点に活躍するインターネットアーティスト・デジタルクリエイターのTom Galle。ど...
街中にアートが点在されているイベントが、いよいよグランドオープン。
鳥の巣箱を使ったストリートアート。道路標識や壁など、街中の何気ないところに設置されたそれは、まるで宝探しみたいで見ているだけでもおもしろい。