アートギャラリーの入り口に置かれた「砂文字」。その意味が深い・・・
ベルリンの、とあるアートギャラリーの入り口に大きな砂文字のアートが飾られました。まるでギャラリーへの侵入を妨げるように置かれています。
なぜ、こんな邪魔になる位置に?そのヒントは砂に書かれている文字にありました。
「The only way to walk for ward is to erase your own history」
(未来に進むためには、過去を捨てなくてはならない)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/34292/677124b1486a9fa36e36c3a4b0816934e413bf87.png)
ギャラリーを訪れた人々はこの文章を読んで、どういう行動に出たでしょう?
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/34293/9d621ff8b143392a0863f8dab9957b84efda2a06.png)
砂文字を壊さないように迂回する人。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/34294/bfe5b1e0d90cfa6bebe5bb339be1566ad969120a.png)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/34295/e35ee03a45b820ec399831d5bf5b06340bba7f46.png)
文章をじっくり読んでから、踏んでいく人。
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ためらわずに上を歩く人。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/34297/c14a517e43f879ca84db48a8bd693f92952cf5cb.png)
なかには、ダイブする人も。
この作品を製作したのは、juan arataというベルリンで活動しているアーティストです。
私たち人間はどこへ行くのか?私たち人間は何者なのか?
私たちは人類の未来をより良くするために、この答えを探しています。
進むのか、戻るのか。あるいは迂回するのか。人の生きた後には何が残るのか。
この疑問に対してより多くの回答を得るため、彼はこの作品を通して問いかけていたのです。きっとこの作品を見たすべての人が、同じく自分に問いかけたことでしょう。見る側に答えを委ね、結果を観察するというインスタレーションだったのです。
Licensed material used with permission by Juan Arata