砂が動き続ける「テーブル」に1億6,000万円以上の支援が!

砂の上を、鉄の球が転がっていく。その軌跡が描く模様は、まるで枯山水の庭のよう…。

鉄球の軌跡をモーターで制御
美しい模様を描く

テーブルの中に収まったこの印象的なキネティックアートは、Bruce Shapiro氏が開発したもの。それぞれ動径と角度を担当するふたつのモーターと磁力を使って、鉄球の軌跡を制御。一定のパターンで動かしていくことによって、美しい模様を描きます。

鉄球はまるで同じフレーズを繰り返す音楽のように、砂の上を何度も一定の規則で行き来することによって、模様を描いていきます。

Wi-Fiを通じてスマホから操作できるため、曲に相当する模様を指定するファイルを好きな順番で組み合わせて、自分の好きな「プレイリスト」をつくることもできるそう。

現れては消えていく模様を見ていると、なんだか自然と瞑想状態に入っていけそう。

枯山水を思わせる姿と
「シーシュポス」という名前

たとえば、最も有名な枯山水のひとつである龍安寺では、砂に模様をつける作業は修行の一環として学僧が行うそう。一方、こちらのテーブルの題名は「シーシュポス」。ギリシア神話で、神を謀ったが故に山から転がり落ちる岩を、山頂へと押し上げる宿命を背負った人の名前です。延々と模様を描く鉄球が、シーシュポスの神話を思い起こさせることに由来。

開発者であるShapiro氏は、動画の最後にアルベール・カミュの「シーシュポスの神話」から、こんなフレーズを引用しています。

「高みに岩を押し上げる困難は、人の心を満たすに充分だ。シーシュポスは幸福に違いない」

ひたすら坐禅に打ち込み、移ろいゆく心を見つめることから悟りに至ろうとする禅の思想を形にした枯山水とは、単に外見が似ているだけでなく、洋の東西を超えて深いところで通じ合っているのかもしれません。

5日で7,000万円を集める
人気プロジェクトに

このテーブル、クラウドファンディング「Kickstarter」で公開された直後から大人気に。なんと5日で70万ドル(約7,000万円)を集めました。現在はその額を160万ドル(約1億6,000万円)まで伸ばしています。

サイズは直径60cm、90cm、120cmの3種類。価格は使っているモーターの種類などによっても異なりますが、2016年10月14日時点で残っている最安値のプロジェクトは795ドルから。

+190ドルで日本への発送にも対応しているので、興味がある人はチェックしてみては?

Licensed material used with permission by Bruce Shapiro
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