ホームレスに快眠を!駐車場を「ポップアップ宿泊施設」として活用する団体
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これは、ある慈善団体が発表しているオーストラリア全土にいるホームレスの数だ。毎晩8000人以上が野宿を余儀なくされており、睡眠不足に苦しんでいるという。睡眠不足は糖尿病やアルコール依存症、うつ病といったあらゆる病気につながる可能性があり、ホームレスの心身の健康状態に密接に関係している。
そんなホームレスが安心して眠ることができる寝床を提供すべく今年立ち上がったのが、先のデータを示した、オーストラリアを拠点に活動する「Beddown」という慈善団体。彼らは地元の駐車場運営会社と提携し、夜間に使われていない駐車スペースにベッドを設置し“ポップアップ宿泊施設”として活用しているのだ。また、ほかの慈善団体と連携し、ランドリーやシャワー、衣類、飲食物、月一回のヘアカットの提供サービスも実施。
Beddownの活動費は寄付で賄われている。ブリスベン発のこのプロジェクトは今後オーストラリア全土で展開されていく予定だ。
©Beddown
Top image: © Beddown