ある高校の3年生たちが、駐車場を一斉にペイント!彼らが主張したかったことって一体?
フロリダ州の法律では16歳で車の運転免許が取得できるため、高校まで毎日ドライブして通う生徒も多いそう。
なかでもウエスト・オレンジ・ハイスクールでは、高校3年生が自分の駐車スペースを決めて自由にペイントしてもいいと許されたとか。結果、駐車場の様子は大変身!生徒であるマーサさんのデコレーションは、とくに注目されました。
もしこれを読んでいるなら、私は遅刻。
「明日朝起きて学校に来るモチベーションを保つ理由はただ一つ。このペイントを隠すこと」。
これは、Drakeのアルバム『If You're Reading This It's Too Late(もしこれを読んでいるなら、もう手遅れ)』のジャケットにインスパイアされたもの。ちゃんと車を停めてペイントを隠せていれば、彼女は遅刻していないということに。
描く内容は自由です。他の生徒も、それぞれ個性が出ました。
「『Find Your Wings』(Tyler The Creators)」
彼女が描いたのは、好きなアーティストのこと。そのほかにも、様々な主張があります。
“Cool Pool”
「まだ完成してないけど、やりきったね!」。
“机の上に立って見るんだ。わたしたちは、常に違う視点から物事を見なければならない(映画『いまを生きろ』)”
「やったことのないことができた。完璧じゃなくても良かったし、めちゃくちゃではあるけど私は気に入ってる」。
『TEXAS FOREVER』(映画作品)
これが姪の駐車スペース!
勇気と親切心を持つこと。
それぞれ歌や映画、名言など、影響を受けたものなどからもじって描いているようです。これには親戚家族も興味津々だったみたい。
ところでアメリカの学校では、音楽やアートといった芸術分野の予算が真っ先に削られてしまうなんて話が。そう考えると、低予算でも生徒の創造性を育むためにと考えられた、一つのアイデアだったのかも?創造力をぶつけるにはもってこいの大きなキャンバスです。
生徒たちは、早い者勝ちで場所を決めて一斉にペイント開始。その結果多くの人々から関心を集めました。「A Plus」によると、好きな場所を確保するために10時間以上並んだ生徒もいたんですって。
もしも自分が1年間使うスペースを自由に飾っていいよと言われたら、一体どんなことを描くでしょうか。考えただけでもワクワクしてきますね。