マドリードに突如出現!どこまでも「ブルーな世界」、これナンだ?

最近、マドリードの街中に登場した、不思議な“ホットスポット”を紹介しましょう。

ここは、あることをするために人々が訪れる場所。では、その“あること”とは?写真を一枚ずつ見ていくうちに、きっと答えが分かるはず。

「青い世界」へようこそ

ここは、「burbucar」と呼ばれる空間。天井を走るネオンとサインボード以外はただ青・青・青……の世界。それでは、二人の女の子にここを案内してもらいましょう。もちろん、彼女たちの衣装もブルー。

どこまでも続く廊下は横幅12メートル、長さは70メートルもあるようです。

ハイチェアや吊り下げ式のソファが登場。

え、ヘアサロン?ではありません。

廊下には、所々にテーブルやチェアが設置されていて、男性(♂)女性(♀)のドアの向こうは、どうやらお手洗いのよう。

そうそう、長〜い廊下の反対側は全面ガラス張り。これがポイント。彼女たちが覗いている先をよ~く見れば、ここが何をするための場所か?そろそろ想像が付いたはず。

そうなんです。ここは7階建の建物の1階部分を利用した洗車場。直線70メートルほどをベルトコンベア式に流れるタイプです。

「重要な設計要素は、自動車ユーザーたちに洗車の全容を外側から見て楽しんでもらうことにあった」。とは、burbucarのデザイナーLina Toro氏のコメント。ただの奇をてらった空間な訳ではありません。洗車に利用される水は、建物に降り溜まった雨をメインに浄水室でキレイにして再利用しています。

洗車時間を楽しめる洗車場

「洗車だけじゃない!」とまで謳うこの動画は、burbucarを紹介したPV。ところが、これがまるでカオス。思わず失笑してしまうヘンテコさで、もう何なんだか分からないっ!

ダリ、ミロ、タピエスにフアン・グリス。キュビズムにシュールレアリズムにポップ。さすがはアート界の巨匠たちを数多く排出するスペイン。洗車場の待ち時間だって、楽しみの場に変えてしまう、ということのようですよ。

Licensed material used with permission by Lina Toro
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。