空に近いとバーガーが美味い!②
「アマン東京」で外苑の森も眺めて
チーズバーガー

地上から離れ、空に近いところで食べるハンバーガー。これがウマい!

高いところってだけで漂わす高級感
遠くの景色も眺められる見晴らしのよさの開放感
ファストフード店にありがちな路面にあるのとは違う異世界感

目線を高〜くしたロケーションで食べるってだけで3倍くらい美味しい気がします。

で、そんな特別感とともに食すハンバーガーとして、東京の一等地で夕暮れ時に食べるハンバーガーの優越感っていったら……表現できないほどなんですよ。

天気次第で富士山まで拝める
壮観なロケーションのシート

今回、ハンバーガーをほうばる場所は、東京・大手町にある高さ約200mの高層複合ビル「大手町タワー」。ここの33階から38階までの高層階部分をアジアを始めとする世界各地に展開するアマン初のシティホテル「アマン東京」が占める。

©2019 NEW STANDARD

エレベーターで到着すると、そこには開放感あるロビーフロアが広がります。いや、開放感とかって表現は違う気がする。思わず見上げてしまう天井高約30mの空間が、高層ビルの33階にあるっていう不思議な感覚かも。

この時点でラグジュアリーさに圧倒されそうなんですが、天井部からは温かい光が差し込み、明るく優しい雰囲気に包まれます。このおもてなしの空間づくりも実にラグジュアリ〜〜〜。

©アマン東京

このフロアにある「ザ・ラウンジ by アマン」は、まさしく天空のバーラウンジ。高さ8メートルの一面のガラス窓からは、目の前に広がる外苑の森やその向こうに山々の稜線と新宿の摩天楼。
夕方になれば、紅く照らされた空にできる富士山のシルエットもこのロケーションの見所です。

冷めても美味しくボリューミーだから
ついつい長居しちゃう

東京の景色を一望する幸せとともに食べるのが、「和牛チーズバーガー」。幅だけでなく肉厚なパティのボリュームは見た目からもわかるものです。ポルチーニ茸のラグーソースとアニメにでてきそうなほど程よくとろけたチェダーチーズを合わせた、シンプルだけどクオリティを感じさせるハンバーガーです。

©2019 NEW STANDARD

サイドディッシュにフレンチフライ、ポテトウェッジ、グリーンサラダの3つから選べるし、それだけでも十分に「ウマッ!」って口にしてしまうほどの仕上がり。

肝心の主役は、和牛100%の食べ応え十分なビーフパティは肉の旨味がまっすぐに感じられ、変にスパイスや調味料で濃い味だったりしないからスマートな味わいです。フライドエッグ、アボカド、ベーコンのトッピングもあるようですが、ここは余計なことをせずそのままにいただくのがよし。食べ応え十分すぎるので、シェアして食べるとか時間をかけてゆっくり味わってもいいくらい。

©2019 NEW STANDARD

正直、これを丸ごとガブリといくには、アゴの筋肉に不安を感じたのと、そんなお行儀に勇気のいる環境なので、フォーク&ナイフでいただきました。

でも、時に琴の生演奏の音色が聞こえてきたりする贅沢感あるフロアでこそ、いさぎよくバンズで挟み、ギュギュっと押し潰して口に押し込むのも、他じゃ味わえないラグジュアリー……かもしれません。

©アマン東京

この和牛チーズバーガーのお値段は、3500円(税・サ別)。これにアマン東京が誇るブラックティーだったり、ビールなんかを頼んでしまうと、茶色い紙幣が必要な金額になってきます。

しかし!冷めたとしても、香りも旨味も美味しさはロングランのバーガー。満足すぎる味わいにプラスして、贅沢な空間と景観を楽しみながらゆったりと長い時間を過ごす……そんな風にできれば、意外とコスパがいいんじゃない?

忙しない車列が続く周辺道路や、地下鉄駅へ入っていくビジネスマン、皇居ランナーなど人々が日々の生活を送るのを眼下に、絶世の感も感じるハンバーガータイム。気づけば夕暮れから夜景に変わるドラマティックな景色を拝んでいるのも、このラウンジではうっとりする自分を慮って、そうっとしておいてくれる。

こだわり尽くしたハンバーガーをお供に、アマン東京ならではのホスピタリティごと味わってみてはいかがでしょ。

「アマン東京」
 ー「ザ・ラウンジ by アマン
住所:東京都千代田区大手町1-5-6 大手町タワー33F
TEL:03-5224-3339(9:00~21:00)
提供時間:11:00~23:30(営業時間:11:00~0:00)
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-tokyo/the-lounge-by-aman

Top image: © 2019 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。