最新「ミシュランガイド」のフランス版に登場した「緑のクローバー」の意味とは?
レストランガイドとして日本でもおなじみの「ミシュランガイド」。
お店のランクは「星」のマークの数で表され、「それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理(を出すお店)」に与られるのが最高位の3つ星だ。ちなみに、2020年度版「ミシュランガイド東京」で合計226軒の星付き店が軒を並べる東京は、世界一星付き店が多い都市!
さて、じつはマークは星以外にもいくつかあり、ミシュランの基準を満たした料理を示す「ミシュランプレート」のマークや、施設のサービスの質を示すマークなどが存在する。
そんな「ミシュランガイド」のフランス版に、2020年にはじめて登場した評価が「グリーンクローバーマーク」だ。
「地産地消を推進している」「食品廃棄の減量に取り組んでいる」「環境に配慮した調理方法を実践している」といった「サステイナブル」な経営を積極的におこなうレストランに与られるこのマーク、今年のガイドに掲載されている3,435 のレストランのうち50のレストランが授与されている。
フードロス問題や雇用、環境問題とも密接に関わっている外食産業。そんなシーンの流行を左右するミシュランガイドが、評価の基準にサステイナブルか否かという新たな指針を加えた意義は大きく、今後、飲食店の在り方にどのような変化が生まれるのか注目したい。
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