六本木の女子たちは「おでんの天ぷら」に夢中らしい
「おでんぷら」
これは、1964年創業の「河豚割烹 大友」が開発した「おでん」の天ぷらのこと。
出汁の染み込んだ旨味たっぷりのおでんは、通常、水分量が多く油で揚げることは困難だ。しかし、大友では、三つ星レストランや高級料亭でも採用されている高度な技法を使い、外はサクサク、中はぷりっぷりの天ぷらを完成させた。
大友は、もともと赤坂で50年以上の歴史を持つ、ふぐ料理専門の老舗料亭。本場・下関より直送で取り寄せた皇室献上のとらふぐを使用し、大物女優から「死ぬまでにもう一度食べたいこの逸品」と紹介されたほか、読売文学賞を受賞した小説のなかでは「冬は大友のふぐ料理を食べないと始まらない」と掲載され、政治家や各界の著名人に愛されている名店だ。
そんな大友で、消費税の増税や景気の冷え込みにより、手軽でコスパがよいものが求められる外食傾向を踏まえ、天ぷらランチを開始したところ、男性が中心だった客層に変化が生まれ、徐々に女性客が増加。昨年9月からは、新メニュー「おでんぷら」の登場により、11月末には20~40代の女性客が全体の4割を占めるまでになったという。
大友の天ぷらは、低トランス脂肪酸・シリコーン不使用の国内最高級天然油を使用しているため、ジューシーなのにヘルシーで胃に優しいという。そんなところも、六本木界隈の女性たちを虜にしている一因かもしれない。
©2020 株式会社Riche Lab
おでんぷら(大根)
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おでんぷら(ちくわぶ)
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おでんぷら(たまご)
『河豚割烹 大友』
【公式ホームページ】 https://www.ootomo.tokyo/
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