慌ただしい東京にいるからこそ、おいしいお茶漬け屋さんを知ってほしい。

ほかほかの白米に、お気に入りの具をたっぷりのせる。急須から丁寧に注ぐと、柔らかい香りが立ち、みるみるうちに具材が艶やかに輝いていく。家庭のファストフードとして、ずっと愛され続けてきたお茶漬けは、働くひとが簡単にご飯を食べられるようにと、作られた日本料理なのだ。毎日忙しく働いていると、ご飯を食べる大切さを忘れてしまいそうになるけれど、そんな時は、気分に合わせたお店に足を運んでもらいたい。
ちょっと休んで、ゆっくり丁寧にいただこう。雪が降るような寒い季節に、心も体もポカポカにしてくれる。

01.
自分へのご褒美に、贅沢な鯛茶漬けを召し上がれ。
銀座あさみ(東銀座)

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創業してから今年で17年。『銀座あさみ』がひたむきに作り続けてきたのが鯛茶漬けだ。まずは丼として食べてみてほしい。厚切りされた鯛をご飯の上に乗せ、プリッとした歯ごたえと、濃厚なゴマだれに箸が止まらなくなる。「うちはくるみとカシューナッツを使っているから、コクがあるんだ」と、店主の浅見さん。その後は、煎茶をかけて召し上がれ。小鉢のほかに、季節ごとに旬を味わえるデザートもついてくるのは「お客さんが喜ぶから、やめられなくて」と笑う店主の心遣いだ。

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雑多な都会から、料亭の立ち並ぶ東銀座の街に一歩足を踏み入れると、ゆったりとした時間が流れている。肩の力を抜くことを忘れ、急ぎ足になってしまってうような時こそ、景色を楽しみながら訪れてほしい。

銀座あさみ
住所:東京都中央区銀座8-16-6 ときわぎ館1F
電話:03-5565-1606
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O 14:00) 
ディナー  17:30~23:00(L.O 21:30)
休:日曜、祝日

02.
お酒の後は、石焼き茶漬けで〆よう。
創作お茶漬け専門店 だよね。(六本木)

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鮭と漬けいくらの海鮮茶漬けは、オープンしてからずっと愛されている『だよね。』定番の一品。最初に、だしをそのまま味わってみてほしい。厳選された昆布やかつお節に、塩を合わせた自慢の味わいは、やさしく体に染みわたっていく。器からはみ出るほどの、豪快な北海道産の焼き鮭と、ツヤツヤしたいくらの贅沢な組み合わせ。石焼の器からじゅうじゅう聞こえる音も、美味しそうでたまらない。お好みでおこげをつくったら、お茶碗によそってお茶漬けにしよう。

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レッドカーペットに導かれるように足を踏み入れてみると、カウンター席の落ち着いた空間が広がっていた。ふらっと立ち寄れるバーのように、朝6時まで営業しているというから驚きだ。「お酒の〆には何が食べたい?」「やっぱりお茶漬けだよね。」こんな会話が生まれてしまうのにも、納得してしまう。

創作お茶漬け専門店 だよね。
住所:東京都港区六本木4丁目4-12-4清水ビル1F
電話:03-5770-5563
営業時間:月~木 11:30 ~ 15:00 / 17:00 ~ 翌5:00
    金 11:30 ~ 15:00 / 17:00 ~ 翌6:00
    土・祝前 11:30 ~ 翌6:00
    日・祝 11:30 ~ 23:30
休:不定休

03.
ほうじ茶をかけて、老舗の鯛茶漬けをいただこう。
竹葉亭(銀座)

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うなぎ料理の代名詞とも言える『竹葉亭』で、鯛茶漬けが食べられることをご存知だろうか。まずはお刺身よりも少し厚めの鯛を、ゴマだれと一緒にご飯にのせていただこう。味付けが少し辛めになっているのは、ほうじ茶をかけてお茶漬けにした時、一番おいしく食べて欲しいという想いから。半分ほどいただいたら、すり鉢に入った白ごまをお好みで。香ばしさが広がった、違う味わいも楽しむことが出来る。

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毎日お昼になると、列をつくって楽しみに待っているお客さんの姿が見える。 変わりゆく銀座の街並の中で、世代を超えて150年もの間、変わらずに愛され続けてきたのだ。江戸時代末期から歴史のある老舗の味を、丁寧にいただこう。

竹葉亭
住所: 東京都中央区銀座5−8−3
電話:03-3571-0677
営業時間:月~金 11:30~14:30(L.O)
     月~金 16:30~20:00(L.O)
     土・日・祝 11:30~20:00(L.O)
休:年末年始

04.
本格和食料理店の、だし茶漬けを堪能しよう。
だし茶漬け えん  (新宿)

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だし茶漬け えん』の透き通った自家製だしは、注いでみると鰹節の香りがぶわっと香る。漬け鮪の漁師風は、だしの温かさに触れて、まぐろの色が変わっていく様子が、美しくてたまらない。一口食べた瞬間に、繊細で優しい味わいが広がり、ミョウガと三つ葉の香りが鼻から抜けていくのを感じてほしい。お箸が止まらなくなってしまうから、無料の大盛りオーダーをお忘れなく。

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お店の前には、旬の食材を使った季節限定メニューのお知らせがあり、気付いて立ち止まっていると、カウンター席から美味しい匂いが漂ってくる 。今日は座って食べる時間がないなあ、という日でも、新宿店ではお茶漬けはもちろん、おにぎりやお惣菜をテイクアウトで楽しむことも出来るのだ。

だし茶漬け えん
住所:新宿区西新宿1-1-5 ルミネ新宿1 B2F
電話:03-5339-1696
営業時間:10:00~22:00(L.O.21:30)
※テイクアウトは8:00~オープン
休:不定休日あり ※ルミネ1に準じる

05.
可愛らしさに癒されながら、ほっと一息つこう。
こめらく(新宿)

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こめらく』の愛され続けているメニューは、彩りが華やかな鮭といくらの北海ごはん。はじめに、しょう油とお酒の入った特製ダレをかけてほおばってもらいたい。鮭の塩気が広がるなかで、プチプチっとはじけて甘みがとろりと溢れてくるのだ。自家製のだしをかけてマイルドになった後は、たくあんで口直し。絶妙な甘みと香りがいきて、後味をスッキリ仕上げてくれる。

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店内の所々に、お米のフォルムが愛らしい、こめらくちゃんの姿がある。開店当時から変わらないお店のキャラクターだ。実は店舗の雰囲気によって、おめかしの仕方も変わっているのだとか。細やかなところまで、手作りにこだわる心配りが、お買い物中の女性の心をきゅんとさせる。

こめらく 贅沢な、お茶漬け日和。
住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト店7F
電話:03-5312-8852
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
休:不定休日あり ※ルミネエストに準じる

だしをかけた時に、昆布やかつおの優しい香りがふわっと広がると、時間に余裕のない時でも、胸の奥がホッとして、肩の力が抜けていく。この店だから、このお茶漬けだから、わざわざ足を運んで食べたくなる。そんな大好きな一杯があれば、丁寧に食事をとるという喜びを、忘れないで毎日を過ごせるのかもしれない。忙しい時こそ、慌てすぎないで、心と体をほんの少しだけ見直す時間を、大切にしよう。

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