「サブスク」利用が「レンタル」を逆転!日本の映像ビジネス市場は新たな時代に
先日発表された「映像メディアユーザー実態調査2020」によると、2019年の日本市場では長らく映像ホームエンタテインメントの中心であった“レンタル”と“サブスク”の利用率が初めて逆転したことがわかった。
テレビ放送、映画館、DVD・ブルーレイ、有料・無料の動画配信など、すべての映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態について、全国5000人規模のネットアンケートで調査。
回答からは「DVD・ブルーレイ レンタル」と「TVOD(都度課金型動画配信)」を合わせた“レンタル”サービスの27.6%に対し、「SVOD(定額制動画配信)」が前年から4ポイントほど増加して“サブスク”サービスの利用率は29.3%という結果に。※以下、グラフ参照
現状、数値の差はさほど大きなものではないが、今後は加速度的に拡大していくことが予想され、映像ビジネスの在り方やユーザーの楽しみ方に大きな変化が生まれることは間違いない。
「映像メディアユーザー実態調査2020」より ©フィールドワークス
【調査概要】
【レポート名】「映像メディアユーザー実態調査2020」
【調査目的】映像視聴メディア・サービス利用者の利用実態の把握
【調査対象メディア・サービス】映画興行 無料テレビ放送、有料テレビ放送 DVD・ブルーレイのレンタル DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス、定額型動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルデータでの動画販売(デジタルセル)
【調査期間】2019年11月22日~11月27日
【調査対象者】13~69歳男女
【調査エリア】全国
【調査方法】インターネットアンケート調査
【集計サンプル数】5022人
【調査企画】株式会社フィールドワークス/映像メディア総合研究所合同会社
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