漬物に新時代到来!サブスク型「和ピクルス」がおもしろい
スーパーで目にする漬物といえば、味付けの違いはあれど、ほとんどが白菜、きゅうり、ナス、大根。小売りの選択肢はじつはあまり多くない。「飲み屋でちょっと食べるくらいでいい」。いまどき漬物とのつき合いは、その程度だろうか?
でも、この「和もん」は別軸で考えた方がいい。
だし・酢・野菜でつくる和のピクルス(「和ピクルス」)。季節に応じたオススメの漬物が郵便ポストに届く。つまりはサブスク型のサービス。もう、この時点でかなり斬新ではないか。
寿司職人監修!天然だし香る
食べきりサイズの「漬物」
まず、「和もん」は食べごろサイズな「量」がいい。
およそ40g。多すぎず好きなすぎず、1〜2回の食事で食べきれるため余らせることもない。
さらに、バラエティに富んだ「素材」がいい。
たけのこ、ごぼう、ニンニク、イチゴやトロピカルフルーツといった果物まで!季節ごとの味わいを楽しめる。どれも生産者から直接仕入れた国産有機野菜やフルーツだ。
そして、何より天然素材でつくる「つけ汁」がいい。
添加物や化学調味料不使用は言わずもがな。じつは「和もん」、創業120年の老舗だし屋の天然だしと、こちらも創業110年の天然酢を使ってピクルス液(和もんエッセンス)をつくりだしている。
この“エッセンス”を監修するのが、赤羽の名店「すし処 みや古分店」亭主・野口佳之氏。素材ごとにだしと酢の配合を変え、最適なエッセンスを生み出すというのだから、そこいらのピクルスや漬物と並列に考えるのは早計というもの。
食べ終わったあとの「つけ汁」こそ
「和もん」第二の楽しみ
出汁を染み込ませることで過度な酸味を抑え、漬物ともピクルスとも言えぬその中間を絶妙に表現。それもあってか、和食はもちろんパスタ料理や洋風の煮込みなんかでも、ばっちり“箸休め”となってくれる。じつにかしこい!
では、そのエッセンスをどう楽しむか?
すし酢の代わりとするのもいいが、オススメはEXヴァージン・オリーブオイルを加え撹拌して仕上げるドレッシング。いまの時期なら冷製パスタソースに加えても、味に奥行きを生んでくれる。きわめつけは、エッセンスをソーダで割ったサワーカクテル。果実酢のそれだ。
とまあ、素材を楽しんだあとまで料理好きにはオモシロい設計の「和もん」。ともすると、漬物を食べたあとの使い道から逆算してつくられているんじゃないか? なんて勘ぐりたくなる。そんな出来なんです。
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