“男らしさ”が生む悪影響。「メンズメンタルヘルス」が注目の的に
今日は「TOKYO RAINBOW PRIDE」のパレード開催日ですね。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、オンライン開催になってしまったのは少し残念だけど、それでもたくさんの人が参加するんだと思います。Twitterでながめるのが楽しみだな〜。
ということで、この記事では欧米で注目されているジェンダー関連のトピックを紹介。
「Men's Mental Health(メンズメンタルヘルス)」です。
伝統的な“男らしさ”に
苦しんでいる人が多い
対象は、伝統的な“男らしさ”という価値観に悩みを抱えている人たち……言い換えると、「男は弱い部分を見せてはいけない」「男はストイックであるべきだ」という考えに振りまわされて、心身の健康に悪影響が生じてしまっている人たちです。
「メンズメンタルヘルス」事業を手掛ける企業は、悩みを抱える人たち同士で気軽に話せる場所などを提供して、彼らの元気な生活を取り戻そうとしています。
欧米では、こうした企業を紹介する記事も数多く公開されていて、より自分にあったサービスを選ぶことができるんです。ちなみに、英語で検索をしたら、アメリカやイギリス、オーストラリアで提供されているサービスをまとめた記事がヒットしました。
今までは“男らしさ”にとらわれていたから、こういったサービスはあまり存在しませんでしたが、蓋を開けてみると、じつはストレスを抱えている人が多かったから、今、注目を浴びているんです。
そんな“男らしさ”や“女らしさ”なんて考えはもうなくなっていて、曖昧なことを曖昧なまま理解しようとするのが時代の潮流。とはいえ、まだ既成概念がはびこっているのも事実だから「メンズメンタルヘルス」が注目されているという側面もありそうです。
この移行期間が終わって、「メンズメンタルヘルス」が注目されない世の中になれば、とっても素敵ですね。