自己肯定感UPのカギは外見にあり!ある短期大学の「メイク講義」が話題に

「自分には長所がない」「自分に自信が持てない」……そんな悩みを抱えている人は少なくないはず。

自己肯定感の低さは、日本社会における大きな課題の一つとも言える。内面と向き合う自己啓発セミナーなどが流行するいっぽうで、近年注目を集めているのが「外見を磨く」自己肯定感アップ術だ。

短期大学がメイク講義で発見
自己肯定感向上に繋がる意外な要素とは?

昭和学院短期大学 人間生活学科キャリア創造専攻では、2023年から外見を分析する診断とメイクを通して「自分を知る」「自分の魅力を理解する」ことを目的としたユニークな講義を実施している。同講義は、一般社団法人日本顔タイプ診断協会所属の認定講師が実施しており、外見分析には「顔タイプ診断®」などが用いられているという。

その結果、受講した学生からは「自分に似合うスタイルが分かって前向きになれた」「メイクを学び、自分に自信が持てるようになった」という声が多数寄せられているそうだ。

実際に、講義前後のアンケート調査では90.9%もの学生が自己肯定感の向上を実感したと回答。さらに、「笑顔が増えた」と回答した学生は半数以上にものぼり、外見の変化が内面にも良い影響を与えていることが伺える。

©一般社団法人日本顔タイプ診断協会
©一般社団法人日本顔タイプ診断協会

顔タイプ診断で自己肯定感が高まる理由

従来の自己肯定感アップといえば、内面と向き合い、思考や行動パターンを改善していく方法が主流だった。しかし、今回のケースでは外見にフォーカスし、自己分析ツールとして「顔タイプ診断®」などを活用することで、学生は客観的に自分自身を知り、新たな魅力を発見する機会を得られた。この経験が自己肯定感の向上に繋がったと考えられる。

近年では、自分を客観的に知りたいというニーズの高まりから、自己理解促進ツールとしてMBTI診断などもZ世代を中心に流行している。「顔タイプ診断®」も、そうした自己理解を深める有効な手段の一つとなり得るのだろう。

外見理解は自己プロデュース力を育む

昭和学院短期大学 キャリア創造専攻の担当者は、「顔タイプ診断®」を取り入れた今回の講義について「変化の激しい現代において、自分をプロデュース・ブランディングしていくための授業になるのではないか」と期待を寄せている。

外見を磨くことは、単に見た目を良くするだけでなく、自己肯定感を高め、自信を持って社会を生きていくための強力な武器になりつつあるようだ。

Top image: © iStock.com / janiecbros
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。