【夢占い】道に迷う夢の意味は?迷った時のシチュエーション別に解説
夢では現実にはあり得ないことが起こります。しかし夢の内容を詳細に見ていくと、そこに何らかの暗示が潜んでいたりメッセージが隠れていたりするものです。では道に迷う夢はどんなことを意味していて、どのようなメッセージを伝えているのでしょうか。
歩いていて迷ったのか、それとも何かの乗り物に乗っていたのか、どんな場所で迷っていたか、そして道に迷ったときにどんな行動をとったかに分けて夢を解説していきましょう。
占術研究家・執筆家。雑誌、書籍等で占いの監修、執筆を担当。
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道に迷う夢にはどんな意味がある?
曲がりくねったり交差したり、ときには行き止まりになったり。夢の中の道は、いわば自分自身の人生の象徴であり、人生の目標や進路をあらわしています。また迷う夢は、そのまま何かに迷っていることの暗示。
ですから道に迷う夢は、現実で人生の決断に迷っている状態を示しています。何らかの悩みを抱えているのかもしれないし、進路に迷っているのかもしれません。また目標を見失っているのかもしれません。そう、人生について考え直し、自分の来し方行く末を見つめ直す時期に差しかかっていることを伝えているのが、道に迷う夢なのです。
道に迷った時の何かに乗っていた?歩いていた?「乗り物」別に解説
道に迷った時の乗り物は、夢の意味を知るうえでとても重要なアイテム。自転車やバイクなどに乗っていたのでしょうか。それとも自分の足で歩いていて道に迷ったのでしょうか。しっかり思い出してください。
徒歩で道に迷う夢
歩く夢は、人生の歩みそのものを意味しています。また、あなたの心身の状態もあらわします。新しいスタートを意味したり、人生が開けることを暗示する場合もあります。そのように輝かしい徒歩の夢ですが、歩いていて道に迷う夢は、あなたの取り組み方に間違いがあることを指摘しています。
方向性が微妙にずれているのかもしれません。そのため無駄な時間を過ごしたり、最悪の場合、プランが失敗してしまうでしょう。ぜひ立ち止まる勇気を持ってください。そして計画を再チェックしてみることをおすすめします。
自転車で道に迷う夢
自転車に乗れば目的地までより早く着けます。ただし自転車に乗るにはバランス感覚が大切だし、自力で漕がなくてはなりません。そこから自転車の夢は、目指すものを得るために一生懸命に周囲との調和を図っていることにあらわれと考られます。そんな自転車に乗って道に迷う夢は、現実の世界でやりかけのことがうまくいかなくなったり、まわりの人との関係が荒れてしまうことを伝えています。
とくに人間関係のゴタゴタの予兆のことが多いよう。とはいえ大きなトラブルに発展する心配はいりません。淡々とやっていけばトラブルも無事にやり過ごせることも伝える夢です。
バイクで道に迷う夢
自転車に比べて小回りがきき、機動力に優れるバイクは、自分自身の行動力の象徴。人生における大きな目標や手応え、大切にしていきたい世界などを求める気持ちのあらわれです。そんなバイクで道に迷う夢は、自分の力に限界を感じ、落ち込んでしまうことの暗示。本来のあなたは前向きなエネルギーにあふれているのに、今、何らかの壁にぶつかってエネルギーを持て余している状態にいることを物語っています。小休止し、再度、目標や、やろうとしていることを点検するいいチャンスをとらえてください。
車で道に迷う夢
夢の中に出てくる車は、自分自身の象徴。主に実行力や対人関係などの社会的な能力、それに自己のコントロール能力を暗示します。また車に乗っている場合、仕事や学業に対する向上心や、セックスへの願望をあらわすことも。そんなことを示す車に乗っているときに道に迷う夢は、仕事や勉強などが計画通りに進展していかないことを示しています。それだけでなく自分の力が暴走し、その結果、トラブルを招いてしまうことも物語っています。そのどちらであったにしても、自分の考えや感情を上手にコントロールできないことが原因。まずはひと呼吸置いて冷静さを取り戻すことが大切です。
電車やバスなど公共の乗り物で道に迷う夢
電車やバスなど公共の乗り物は、同じ車両に乗り合わせた人とともに目的地を目指すところから、あなたの協調性を示しています。その電車やバスなどで道に迷う夢は、今、あなたが目指していることに協力者がいないことを物語っているのです。ひとりで頑張らなくてはならないことに強い不安感を覚えているのかもしれません。これから先のビジョンが見えなくなりそうです。この夢を見たら、何であれ自分だけの力で乗り切るのだと覚悟を決めなくてはいけませんね。
どんな道で迷った?「場所」別に解説
あなたが夢の中で迷っていたのは、どんなところだったでしょうか。街中、森の中、それとも夜道だったでしょうか。それによってあなたの現在の心理状況がわかります。と同時に、これから先、どうやっていったらいいかも見えてくるはず。早速どんな道で迷ったかをチェックしていきましょう。
知っている場所で道に迷う夢
夢に出てきた知っている場所は、安心と安泰の象徴。と同時に現在の生き方に飽き飽きしていることも暗示しています。そんな場所で道に迷う夢は、本当に今の状態で生きていっていいのだろうかと自問自答していることを伝えています。あなたの中には新しいチャレンジをしたほうがいいかもしれない、いや、それはまだ早すぎるなどといった迷いがあるのかもしれません。焦りは禁物です。じっくりと考え、人にも相談して、よりよい答えを見つけてください。
知らない場所で道に迷う夢
知らない場所を夢に見たときは、現在の生活に飽き足らない状態でいることをあらわしています。見知らぬ場所はこれまで知らなかったことがいくらでもあります。裏返せば今後、発展していく可能性もまたたくさんあるということ。有り余るほどの飛躍の芽が潜んでいるのです。とくに知らない場所を楽しい気分で歩き回っているようなら新しいスタートが待ち受けている暗示。期待に満ちた夢です。また近い将来、実際にその場所に行く予知夢の場合もあります。
街中で道に迷う夢
夢の中にあらわれた街中は、賑やかさ、華やかさの象徴。そんな街中で道に迷う夢は、今の生活に退屈していることのあらわれであり、刺激が欲しいという気持ちが潜んでいることを意味しています。それは友人との楽しい会話だったり、新しい出会い、面白いイベントかもしれません。ぜひ積極的に外の世界に出ていき、自分の欲求を満たしましょう。興味を惹かれることにどんどん首を突っ込むのもおすすめします。
森や山で道に迷う夢
森の夢は、無意識の世界の象徴。未知の可能性や能力を導き出してくれる反面、何が潜んでいるかわからないところから、危険を警告する場合も。そんな森で迷うのは視野が狭くなっている証拠。広い見方を心がければ問題解決の糸口が見つかります。
一方、夢の中の山は、険しい道のりを経て大きな目標や崇高な精神を手に入れることのシンボル。ですから山で道に迷う夢は、目標を見失っていることの証し。あるいは目標を思い通りに達成できそうにもないことを伝えている場合もあるでしょう。目指すものと自分の実力との間にへだたりがないか、目標達成のためのプランに間違いはないか、チェックし直したほうがよさそうです。
建物の中で道に迷う夢
夢にあらわれた建物は、社会性や上昇志向を意味します。ですから建物の中で迷う夢は、社会的な場面で自分を見失い、見通しが立たなくなっていることを伝えているのです。あなたの価値観や仕事などのやり方では通用しない場面が訪れるのかもしれません。今まさにそんな状態の真っただ中にいる場合もあるでしょう。もう一度、自分自身を振り返り、今いる社会で通用しない考えは捨て、新しい価値観を取り込む努力をしてみたいものです。
夜道で道に迷う夢
夜道といっても明るいこともあれば、真っ暗なこともあるでしょう。あなたが見た夢はどちらだったでしょうか。
明るい夜道で迷う夢には凶意はありません。確かに心には迷いがあるでしょうが、その程度は軽いもの。信頼できる人に相談したり、ちょっと考えれば答えが出てきます。
一方、暗い夜道で迷った夢には、自信喪失、大きい不安感などといったよくない意味が隠れています。孤立することを恐れていたり、実力の乏しさを実感していたりはしませんか。けれどジタバタしても明るい道は開けてきません。しばらくはじっと忍耐することが正解でしょう。
行き止まりの道で迷う夢
夢にあらわれた道が行き止まりになっているのは、あなたのやり方に間違いがあることの暗示。そして行き止まりの道で迷ってしまった、あるいは迷っているうちに道が行き止まりになってしまった夢は、今のやり方だと失敗してしまうという警告なのです。誤った選択をしていないかチェックし直す必要があるでしょう。自分自身でも間違えていたと思うのならば、改めて別の選択肢を探すのがベター。もしも夢の中で道が行き止まりになったので引き返し、正しい道が分かったようなら、間違いなく人生の方向転換をしたほうがいいでしょう。
道に迷った時あなたはどうした?「心理」と「行動」別に解説
現実の世界で道に迷ったら、あなたはどうするでしょう。人に道を尋ねることもあるでしょうし、地図を確認する場合もありそうですね。では夢の中で道に迷ったら……? そのときの心理状態や、どんな行動をとるかによって夢が指し示すことをご紹介していきましょう。
道に迷ってもひたすら突き進む夢
道に迷う夢は、決断に迷うことを意味しますが、そんなとき夢の中でひたすら突き進んでいったようなら、あなたの中には大きなエネルギーが内在していることをあらわいています。ただし、そのエネルギーは時として暴走しかねません。何を目指しているのかもわからず無茶苦茶な行動をしたあげく、今まで築いてきたことを台無しにすることも考えられます。目標に向かって自分をきっちりとコントロールすることを忘れないようにしてください。
道に迷って誰かに道を尋ねる夢
人に何かを聞く夢は、現在の自分の考え方や方針が正しいかどうか気になっていることのあらわれ。また結論を見送っている問題を急いで片付けなければならない状態にあることの暗示でもあります。夢で誰かに道を尋ねていたなら、今後の人生について迷っていて、友人や知人などからアドバイスをもらいたいと切望していることを意味します。
夢の中で道を教えてもらえたなら、そこにメッセージ性があります。よく思い出してください。尋ねても道を教えてもらえなかった場合は、今しばらくは迷いが続いてしまう暗示。他人をあてにせずに自分の力で決断しなくてならないでしょう
道に迷って地図を広げる夢
地図には道や山、川、海などあらゆるものが描かれています。夢の中の地図もあなたの人生の起伏を意味し、今後進むべき道が記されています。道に迷い、地図を広げている夢は、人生そのものに迷っている証しであると同時に、人生設計を本気で考えなさいと夢が告げているととらえてください。とくに長いこと地図を眺めていたようなら、時間をかけてプランを検討すべきであることを語っています。また地図を見ても道がわからなかった夢なら、あなたが本来の目標を見失っている証拠。何を求めているか、よく考えたいものです。
道に迷ったが、どうにかなると思っている夢
道に迷ったにもかかわらず、どうにかなるとお気楽な様子でいた夢は、あなたが楽天主義者であることを物語っています。人生は行き当たりばったりで、目標も持たず、ラフに生きているのでしょう。自分の生き方を確認している夢と言えます。あるいは、窮屈なことなど考えず、そんな楽な生き方がしたいのかもしれません。それほどに四角四面に日々を送っている息苦しさが見させる夢とも言えます。少しリラックスしたほうがよさそうですね。
道に迷ってパニックになる夢
道に迷い、パニックになっている夢は、あなたの心の奥底に大きなエネルギーが溜まっている状態を示したもの。そもそもパニックになっている夢は、得体の知れないものに対して恐れを抱いている証しです。しかもそれをどうコントロールしたらいいのかわからずに困惑し、得体の知れないものに対して恐れを抱いているのです。
また道に迷う夢は、何かの決断に迷っていることを暗示。ですから今、現実に人生上の岐路に立っていて、どうしていいかわからずにいることを示す夢なのです。こんなときの決断はとても危険。とにかく心を落ち着けることを最優先させ、決定を下すのは冷静さを取り戻してからにすべきです。
まとめ
道に迷う夢は、決してよい意味を持つものではなく、そのまま何かに迷っている状態をあらわしています。しかし人生は大なり小なり迷いの連続で、私たちはそのつど決断し、道を選んでいきます。道に迷う夢をみたら、何かの選択に迷っている証し。夢のシチュエーションや場所などの意味を読み解き、心を決める時の参考にしてくださいね。