中国の「次世代スマートシティ」がさらなる進化を遂げるかも?
中国の次世代型スマートシティとして世界から注目を集める雄安新区。
そんな街のアフターコロナを見据えた都市開発コンペが開催され、スペインのデザイン会社「Guallart Architects」が住宅とコミュニティ部門で優勝したのだが、その“ハイテク自給自足都市”っぷりがすごい!
伝統的な欧風の街区画に、中国の都市型タワーと農作スペースを掛け合わせたような構造になっており、今年、世界中で実行されたロックダウンなどにも耐えられるよう、地区内で生活のすべてが完結するようになっている。驚くことに、設置された温室ではほとんどすべての種類の野菜や果物が栽培できるのだとか。
また、3Dプリンターを配備したコワーキングスペースでは、紛失、破損したアイテムを簡易的に作ることができ、外部からの物品の供給に頼る必要もなし。ほかにもプール、幼稚園、オフィス、役所、さらにはなんと消防署まで完備する充実ぶり。
コンパクトでサステイナブル、そしてニューノーマルな未来都市は、はたして現実のものとなるのだろうか。続報に期待したい。
© Guallart Architects
© Guallart Architects
Top image: © Guallart Architects