「宇宙産」のステーキ?宇宙空間での培養肉生産プロジェクトが本格始動

「サステイナビリティ」という言葉を日常的に耳にするようになってから久しい。

“持続可能性”を意味するサステイナビリティは、社会や地球環境が長期的に持続していくために、人間一人ひとりが考えなければいけないテーマだ。

そんな状況のなか、食のサステイナビリティへの取り組みとして、文字通り「宇宙規模」のプロジェクトが進んでいることをご存知だろうか。

イスラエルのスタートアップ企業「アレフ・ファームズ」は、宇宙空間における培養肉の生産プロジェクトである「アレフ・ゼロ」をローンチした。地球の天然資源は有限であり、そんな地球環境への負担を減らすべく、地球外でステーキなどの培養肉の生産に取り組むという。

とはいえ、ハイテク企業や宇宙機関と長期的かつ戦略的なパートナーシップを結んだとの発表があるものの、そのほかの詳細は明らかにされていない。しかし「アレフ・ファームズ」はすでに2019年に国際宇宙ステーションでの培養肉生成に成功しており、期待が高まる。

宇宙空間におけるフードテックとしては、「NASA」が宇宙空間でのロメインレタスの栽培に成功しており、今回の「アレフ・ゼロ」プロジェクトにも注目が集まる。

プロジェクトの進展次第によって、食卓に「宇宙産」の肉が並ぶ日がいつか訪れるかもしれない。

Top image: © Aphelleon/Shutterstock.com, iStock.com/Magone
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